プロフィール
所属 | 国家警備機構 |
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年齢 | 23歳 |
演 | 石橋正次 |
概要
国家警備機構の「密使」と呼ばれる凄腕のエージェント。
黒のテンガロン・ハットにウエスタン風の服装がトレードマーク。
普段は陽気で人懐こく美人に弱い若者だが、任務のためには、時に非情な判断も辞さない。
アイアンベルトというムチや剣のように変形する武器を駆使して、その抜群の運動能力で巨大怪獣やロボットを倒す実力がある。
タイトルのアイアンキングを差し置いて変身しない「等身大で生身の人間が主人公」だけが彼の持ち味ではない。
過去の作品どころか現在も含めて最も型破りな特撮ヒーロー作品の主人公と言っても過言ではない。何故なら、彼は大局的な観点から、目先の小さい犠牲はやむなし、と言う殆どの特撮ヒーローだったらタカ派か武闘派過ぎて嫌われ役が持つ性質を行っている。
作中で彼が行った一例として
- ハイキング中の女性グループにナンパして遊ぶ→敵の行方がつかめないので、敢えて襲撃させて敵を捕らえて本拠地を見つけ出す。被害こそ遭わなかったものの女性たちは戦闘に巻き込まれた。
- 娘を人質に取られ、引き換えに脳波ロボットの情報提供を要求された福永博士に対し「娘一人の命のために大勢の国民を犠牲にするのか」と叱責。直後、博士は葛藤の末に拳銃で自ら命を断った。
- 目の前の火事の家から老婆が助けを叫んでいたけど、無視して敵ロボットと戦闘→救助活動の間に、敵ロボットはもっと被害を起こすので、戦いを優先せざるを得ない。後に似た様に救助より戦闘を優先し、事実上の見殺しをする回がある。
- 綺麗事を口にして、戦闘行為を非難して神を語るシスターに、強引にキスをして、シスターに神について尋ねた。しかも、相棒の五郎はシスターにお熱である。
- 敵のボスが逃げようとする際、逃亡用のロケットに乗り込み、ボスを確実に仕留める。但し、飛行中なので弦太郎はほぼ逃げられず、道連れ上等。一応、アイアンキングの飛行で死なずに済んだものの、上記の通り道連れ上等。大事な事なので2度書きます。
上述の通り、弦太郎の行為はヒーローのイメージからはタブーとされる行為を実行している。また、劇中で彼と関わった女性の多くが敵組織によって殺害されており、ある種死神のような一面もある。
但し、決して冷淡な人間ではなく、自身の力量と役割に殉じた決断であり、遺族からの非難には彼は敢えて謝罪せず、被害者が怒りに任せて殴られる際は甘んじて受けている。
演じる石橋正次氏が当時歌手だったこともあり、劇中では氏の持ち歌から童謡まで様々な曲を歌うシーンがあり、美声を披露している。
アイアンベルト
弦太郎が使用する特殊な武器。
通常時は万年筆大の金属製の筒だが、使用時にはムチ、剣、ロープに変形する。
ムチ状態では等身大の敵を打ち据え、その武器を奪ったり相手を拘束。
剣状態では、レイピアのような細い刀身の剣となって、敵と切り結ぶ(日本刀を手にした不知火一族の不知火太郎とも、剣で対決していた)。
ロープ状態では長く伸び、不知火一族のロボットや独立幻野党の怪獣ロボットの身体に巻きつけることで、登攀が可能。その首に巻き付け切断するなどして、独力で倒した事もあった。