概要
2011年改正施行の「東京都青少年健全育成条例改正案」、つまり性的な表現の描写を含む作品の販売規制を強化する案に抗議することをコンセプトにした作品が「非実在少女のるてちゃん」である。日本の劇団の1つ「笑の内閣」が2010年に東京にて上演した。
pixivにおける「非実在魔法少女」のタグは、同作品の登場人物・キャラクター「のるてちゃん」こと「冷泉のるて」のイラストにつけられるタグとなっている。
あらすじ(外部サイトより抜粋・改変)
主人公・冷泉のるては、日々マンガの世界を脅かす敵を倒す魔法少女。今回は、漫画の神様から人間の世界に行き東京都で審議されている「東京都青少年健全育成条例改正案」を止めてくるように命令する。
さっそく規制派の重要人物、阿佐ヶ谷立秀高校教諭の津川道久の説得に出かけたのるて、説得に応じないと見るやすぐ魔法でこらしめようとするもなにもおこらない。実は漫画の神様はすぐ魔法に頼るのるてに言論で相手を説得する大切さを教える為に、あえて魔法が通用しない人間の世界に派遣したのだ。
しかし、今まで魔法頼りだったのるてはどうしていいかわからない。そこに、津川から廃部を命じられた漫画研究会のメンバーがやってくる。彼らと仲良くなっていく課程で、都議会議員への陳情、同志を増やす活動をしていきだんだん反対運動は広がってゆく。そして、ついに規制派の重い腰をあげ討論会が開かれる事に。果たして、のるてと仲間たちは条例を防ぐ事が出来るのか?