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概要編集


暗躍する人形たちを討つため、まだ幼さを残す少女たちが武器を取る――


深い設定と熱いバトルでファンを魅了する propeller の第9弾タイトルがついに発表!

前作 『東京バベル』 と同じく一般向け作品の本作だが、今回は非日常の存在へと立ち向かっていく “うら若き少女たち” の成長物語となっている。

人知れず人類の未来を操ってきた “傀儡” と呼ばれる人外の存在。 それとの戦いで強くなっていく、少女たちの絆や友情。


戦闘描写に定評のある propeller が描く、底知れない人形たちとの緊迫感あふれる戦いに期待しよう!


キャラクター編集


羽白 光奈 (はじろ みな)

CV:福圓美里

本作の主人公。 15歳。高校1年生。 公立高校に通う、ごく普通の少女。

幼い頃に父親を亡くし、母子家庭で育った。 小学生の頃から家事全般で母を助けるしっかり者。

一見すると頼りなく、放っておけない弱さが周囲の庇護欲をかきたてる。

しかしその反面で、周囲の色に決して染まらない強固な無垢さがある。

その無垢さが周囲の人間の警戒心を解き、誰もが彼女に心を許してしまう。

学校帰りに人形館に通うようになり、そこで “瑠枷” と出会い、傀儡の争いに巻き込まれ、瑠枷と共鳴し四人目の契約者となる。

ジェシカ・フランソワ・マグリット編集

CV:花澤香菜

10歳。 イギリス人の父とフランス人の母を持つ白人の小学生。

父親は英国の外交官で、母親は著名なバイオリン奏者。

光奈の通う高校の近くにあるインターナショナルスクールに通っている。

両親はよく海外に出かけてしまい寂しいため、普通の家庭の生活に憧れている。

それが人を見下したような態度となってしまう。

多感ゆえに、周囲の人が抱えた悩みや寂しさや悲しさに無意識に共感してしまうところがある。

また、それを素直に “優しさ” という気持ちで表せず、そんな自分に苛立ちや自己嫌悪がある。


楊 麗鈴 (ヤン レイリン)

CV:伊瀬茉莉也

21歳。 華僑財閥に連なり、若いながらも中華街きっての高級中国料理店のオーナーを勤める。

人形館の館主である楊麗鳳 (ヤン レイファン)、通称グランマの一人娘であり、この世界の事情に関しては幼い頃から英才教育を受けてきた。

だが、幼い頃に起きたある事件が母親との間に傷を残す。

その時期から母親に対する反発心を抱くようになり、今に至る。

その傷が時として、彼女の感情の抑制を阻害する。

統神 璃子 (すめらみ りこ)

CV:明坂聡美

16歳。 光奈と同じ学校に通う同じ学年の少女。

町に住む誰もがその存在を知っているほどの由緒ある屋敷に、執事と二人で暮らしている。 両親はいない。

無口で暗く、自分以外の世界に対して無関心。

学校でも友達を作らず、周囲とのコミュニケーションを拒絶している。

が、そこには彼女の家系に連なる、ある秘密が関係している。

イビス

CV:小野涼子

年齢不詳。 肌も髪も真っ白なアルビノの少女。

透明な水のような色素の薄い瞳が、何を映しているのか分からない。

どこから来て何を目的としているのかも謎に包まれている。

理性的な一面を見せたかと思えば、次の瞬間にはそれは比類ない残虐さに切り替わる。

だが、その内奥には誰よりも純粋な想いがある。

ある目的のために行動する彼女は、光奈たちと敵対することになる。

瑠枷(るか)

CV:小倉唯

光奈たちが “契約” を結ぶ “神の器=ミマ”。

現ミマの世代交代時期に、次代の世界を統べるミマとして、この世界に現れた。

一説には、インドのヴェーダ文献に現れるアスラ神族のヴァルナとも関係があるといわれる。

基本的に純粋なエネルギー体であり、“意志” はあるが “魂” はない。

光奈たちが敵と戦う力は、瑠枷からの供給によるもの。


マダム 麗鳳 (マダム レイファン)

CV:本田貴子

楊麗鳳 (ヤン レイファン)。

光奈たち契約者たちが集う人形館 『Pygmalion』 の館主であり、管理者。

契約者たちからは “グランマ” と呼ばれる指揮官的存在。

過酷な過去を感じさせる威厳と落ち着きがあるが、その落ち着きは世界に対する絶望に起因する。

麗鈴の母親でもあるが、お互いに親子の愛情を一切感じさせない。 そこには麗鈴が幼い頃に起きた、ある事件が関係している。

光奈を特別に気に入っている。


ジャック・F・ムネモリ (ジェイ)

CV:黒田崇矢

28歳。 在日米軍基地に所属する身長190センチを越える巨漢。

日系四世。 組織では、瑠枷の契約者である光奈たち女性陣をサポートする護衛役を担っている。

面倒見が良く人当たりも良いが、自分が背負った日系人の血統と光奈たちに課せられた運命を重ね合わせ、少女たちへの同情心を募らせている。

光奈たちの “お父さん” 的存在であり、ジェシカにタクシー代わりに使われてしまっている。

水縄 征人 (みなわ ゆきと)

CV:飛田展男

24歳。 有名私立大学の医学部に在籍する研究者。 専攻は解剖学。

白髪の美貌だが、細くつり上がった眼はどこか狂気を宿しており、死体や分解された人形などを目にすると、理知的な顔の裏側に隠れていた狂気があらわになる。

屍体愛好家 (ネクロフィア) でもある。

傀儡に関して独自の思想と哲学を持っており、グランマが信頼する側近でもある。


相沢 真琴 (あいざわ まこと)

CV:喜多村英梨

16歳。 光奈のクラスメイトで親友。

光奈の小学生の頃からの幼なじみであり、内向的な光奈に代わって常にその行動をリードしてきた。

光奈にとっても無二の親友であり、同時に姉のように甘えられる存在でもある。

男女問わず交友関係が広く、クラスでも人気がある。


高千穂 紗代 (たかちほ さよ)

CV:名塚佳織

19歳。 光奈の学校の近隣にあるミッション系お嬢様女子高の2年。

学園内外でも憧れの的である存在。

名家のお嬢様で、高級マンションに一人暮らしをしている。

名家同士の付き合いで、統神璃子とは古くからの付き合いがあり、お互いを思いやっている。


桂 燈子 (かつら とうこ)

CV:能登麻美子

29歳。独身。 光奈の通う学校の養護教諭(保健の先生)。

大学で研究を行う研究者だったが、ある事情から大学を辞め、高校勤務となった。

オシャレには無頓着だが、その美貌はごく自然に男性の目に留まる。

男勝りで豪放な性格が生徒たちの人気を呼び、「トーコさん」 の愛称で、相談役として親しまれている。

水縄征人は大学時代の後輩であり、彼女の裏側の顔を共有する秘密の関係がある。

少女A編集

CV:遠藤綾

人間の年齢的には16歳の女子高生。

ある事情から、身体の右半身が人形となったまま、この世界をさまよっている。

傀儡だが、どこのミマにも属していない不思議な存在。

どうやら、光奈とも関係があるらしいが……。


レイカ編集

CV:高橋未奈美

“傀儡” を視認する能力を持つ、『チームライラ』 という集団のリーダー格の少女。

チームのリーダーとして部下に厳しく接することはあるが、基本的に仲間に対しては優しく面倒見が良いため、魅夜やアカネなどのチームのメンバーから絶大な支持を集める。


アカネ編集

CV:井澤詩織

レイカに心酔する、『チームライラ』 のメンバー。

人形のような容姿や気弱にも見える普段の態度と、戦闘時に見せる残虐非道な一面から “ブラッディ・ドール” の異名を持つ。


魅夜 (みや)

CV:林沙織

『チームライラ』 特攻隊長の少女。

厭世的な性格で、その目は常に殺意に満ちている。

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