概要
風は日々の天候や季節と深い係わりがある事から、方位を司る神々と共に古くから信仰されており、神話では天帝の支配を四方に伝達する役目を担い、四方の方神に属しているとされ、他の方神と共に農作物の豊凶を支配しているという。
また一説によると四方の風神たちにはそれぞれに名前が有り、東風は「キョウ」、南風は「ビ」、西風は「イ」、北風は「シュ」だといわれているほか、東南、西南、西北、東北にも風神がいるとされる。
尚、風の字の形が鳳凰の鳳に通じる事から、風神は一般的に翼を持つ鳥の様な姿をしていると考えられていたといわれている。