作品解説
前作風雲黙示録は、時代を全く新しく先取りし過ぎた事と異様に濃いキャラデザ、同時期に稼働していた餓狼伝説3やザ・キング・オブ・ファイターズ95の方が明らかに人気が高かった事等が災いし、国内での人気は今一つに終わった。
が、何故かアジア圏内ではヒットを飛ばした為、続編が製作され、本作が登場した。
しかし、それでも国内での人気は相変わらずで、ザ・キング・オブ・ファイターズ96、サムライスピリッツ天草降臨といった大作に挟まれ、前作と同じく、速攻で撤去された店舗も多かった。
因みに本作は、2対2のタッグマッチ形式の格闘ゲームとなっており、タッグ可能な範囲(主にステージの端)に入った時にのみ、Dボタンを押すことで交代が可能となっている。
しかし、一人が敗北すると、その場で試合終了。つまり、二人続けて戦うワケではない。
全く新しいシステムである。
登場人物
容量の都合や世界観に合わない等の理由で、キャロルとニコラはリストラされた。
また、一部のキャラのカラーリングも見直された。
プレイヤーキャラ
新たに主人公として登場した寡黙な青年。
テコンドーと棒術を組み合わせた、全く新しい格闘技の使い手、かつあの御方の子孫に当たるキャラ。
因みに下戸で酒はダメらしい。
・ロサ
新しい主人公、その2。
レジスタンス軍の女リーダーで、剣を武器に戦う。
因みにある条件を満たすと、前作でキャロルがやらなかった脱衣KOをやってくれる!
本作では、主人公の座を降ろされただけでなく、風雲拳を極めていない事にされてしまった。しかも、時系列的に前作の後の話なのに、身長が11cmも縮んでしまった。
幻影飛棍の仕様が前作から変更され、3発全てに攻撃判定があった前作から一転し、残り2つは文字通り攻撃力が全くない幻影となってしまった・・・。また、「奥義!無双乱舞」も前作の小足から入って相手の足を踏みつけながら技を叩き込むモーションからかなり変更が加えられた。(ちなみに『KOF XI』ではコマンドの使い分けによりどちらも使用可能)
仙人打破が削除され、新たに仙人発破が追加された。
・ゴズウ
・メズウ
自身のエンディングでは、カズウの仇を討ったその直後、邪呀から追われる身となってしまった・・・。
しかし、本人は殺るきに満ちていた。
メズウは情けを知らない、そう、邪呀は情けを知らない・・・。
前作で真・獅子王に反旗を翻すも返り討ちに遭い、更にソード・オブ・レオを取り上げられてしまう。
結果、本作で彼が使う武器は、ソード・オブ・レオのレプリカに・・・。
自身のエンディングでは、遂に真の獅子王の座に就くが・・・。
ボスキャラクター
コマンドで使用可能。
死亡したかに見えたが、スタッフロールの後、立ち上がる。
が、続編が出ることはなかった・・・。
・ジャズウ
邪呀の首領で人外の存在。
邪呀の項目を参照に。