基本的な意味はこちらを参照→飛行
転じた使用法
職場などから連絡なしにいなくなることを「飛ぶ」ともいう。
そのまま失踪したきりになることもあれば後から代行業者や弁護士などの代理人から辞表が送られてくることもある。
水商売や風俗業では元々の契約関係がいい加減になりがちだったり、業務内容的にトラブルが起こりがちなこともあり従業員やツケをためた客が「飛ぶ」ことがままある。
一般の職場やアイドルグループ、ロックバンドでもこうした事態が発生することがある。
流石に大手事務所に所属後や知名度がかなり高くなってから飛ぶケースは少ないが、微妙な知名度だと発生することもある。
原因は様々だが、「私生活上のトラブル(借金、男女問題など)」「メンバーに嫌気が差していたがどうしても脱退を言い出せなかった」「自分の実力不足などに悩んだ」「メンタルに不調をきたした」などがある。
これにより脱退や解散につながることもある。脱退発表で理由をぼかしている時は「飛んだ」だったことも多いが、近年は余計な憶測を防ぐためにも正直に発表するケースも多い。
飛んだメンバーは2度と業界に戻ってこないことも多々あるが、いつの間にか当時の関係者と和解して復帰したり、数年後しれっとセッションなどで顔を出すケースもある。
俳優だとドラマなどの収録期間中に飛ばれると大変な騒動となり、小泉ミカ役を演じていた矢島由紀の失踪事件はその後長年語り継がれる騒動となっている。