概要
身長 | 150cm |
---|---|
体重 | 39kg |
スリーサイズ | B83/W59/H85 |
六章以降(闇夜の蛍での設定)
身長 | 160cm |
---|---|
体重 | 50kg |
スリーサイズ | B89/W60/H88 |
ヒロインの一人。
鬼月家の次女であり、架空原作である『闇夜の蛍』の設定では16歳。
作中開始時点では13歳。
パーソナルカラーは桃色または桜色の美少女で、唯我独尊・傍若無人なパワータイプの退魔士。
原作ファンからの愛称はピンクなパワー系ゴリラ姫様。伴部は内心で「ゴリラ姫」と呼んでいる。読者からもゴリラと呼ばれている。
巨乳。
鬼月家当主為時と、その正室にして赤穂家本家の次女初音の間に生まれた娘。
容姿や血筋や能力は申し分ないのだが、気分屋で我儘で毒舌な自信家と性格に難があるため、家中での評価は微妙。だが難点を補って余りある才能から、姉と並ぶ後継者候補に目されている。
愛の無い政略結婚で誕生したが故に、父親から愛情を向けられていない。
かつては親からの愛情を渇望しなんとか振り向いてもらおうとしていたが、十歳の時に自分が謀殺されかけた事件(小妖相手の実地訓練という名目で大妖の群れの巣へ送り込まれた上、救助隊の振りをした刺客に毒を盛られて襲われるという二段構えの罠)の黒幕が当の父親だと知り、『親からの愛』という物が自分には向けられていないと完全に悟り、諦めている。
退魔士としての才能は歴代の一族でも屈指とされている。
姉と違い異能こそないものの、濃密で莫大な量の霊力に加え、頭の回転も速く極めて高い学習能力を有するという並外れた基本スペックを備えた天才。
人が習得できる技術ならば、一度見ただけでその要諦を理解し、二度見た時点で完全に模倣可能、三度見ればより洗練された技へと昇華できるらしい。
- 原作では
事件後は妖に穢された娘として次期当主候補の立場を失う。
「努力しても無駄」「期待しても裏切られる」「誰も私を助けない」という諦観と人間不信と被害妄想から、極めて怠惰で刹那的でそのくせ妄執が強く気性も激しいという性格破綻者になっている。
修行の類は一切せず、術もまともに学んでいないが、霊力任せの身体強化で概念系の凶妖すらワンパンで倒し、霊力任せで強引に威力を引き上げた初級術で群れを一掃するという、ステータス全振りのごり押しで最強の一角に食い込むキャラだった。
なお嫉妬を拗らせた結果主人公を監禁したり他のヒロインを殺したりと、BADENDの直接の原因となることが多いキャラでもある。
赤穂紫(ヒロインの一人で従妹)Kill率トップ。
- 作中では
罠にかかった自分を救い出し足手纏いでしかない無力な小娘を見捨てることなくボロボロになりながらも三日三晩守り通してくれた伴部へは絶大な信頼と好意を寄せている。
事件以降、鬼月家の者を信用していないのは同じだが、次期当主候補のままで虚無感や人間不信にまでは陥っていない。
護符製作や隠形術などかつての自分なら興味を持たなかっただろう小技も学ぶようになり、戦闘技術以外でも伴部の為に古今東西あらゆる礼儀作法も習得。
他にも利用価値があると認めれば他人を受け入れ傍に置く精神的余裕もあり、毒舌なのは変わらずだが公の場では自制している。伴部曰く、原作では首が飛んでる場面を(本人視点で)穏便にすましている。
これらは総て、恋した愛しい伴部の為。
ただし下人である伴部と結ばれるには厳然たる身分の差というものがあることも理解している。
彼を鍛えて誰もが認める英雄になってもらい自分を含む鬼月の全てを差し出そうと考えており、自分が覚えた術を教えたり、桜の装飾入りの短刀を与えたり、彼なら超えられるはずの課題を出したりしている。
また、伴部の為なら自身の寿命が削られることすら気にしない所がある等、目標の為なら自らを軽視する傾向が見られる。
難易度設定ミスってそうな無茶ぶりも含めこれらは愛ゆえの行為なのだが、彼への好意を知られればただでさえ疎まれている彼をさらに危険な状況へ追いやる可能性が高いためそれを表に出すことはない。
姉の雛が異能に目覚めて後継者候補になった際、彼女と親しかった彼は邪魔者としてありもしない罪を着せられ下人落ちという形で排除されたという実例があるからである。
自分を利用しようと擦り寄ってくる者に煩わされないため気難しく扱いにくい人間を演じていることもあって、伴部は「おもちゃ扱いされている」と感じており好意に気付いていない。(厳密にいえば、命の恩人とはいえ下人である自分に対し色々と便宜を図ってもらえたりもするため、ある程度の好意を持たれていることには気が付いているのだが、彼女に愛されているという考えにまでは至っていない)
また、触る者皆傷つけるトゲトゲ精神だった原作よりも伴部の活躍により精神が丸くなってしまっていた為に、自身を貶めようとした父親に対して非情になれず「もしかしたら」と甘い考えを抱いてしまうようになってしまった。