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橘佳世

たちばなかよ

橘佳世とは『和風ファンタジーな鬱エロゲーの名無し戦闘員に転生したんだが周囲の女がヤベー奴ばかりで嫌な予感しかしない件』に登場するヒロイン。 作品タイトルが長い為、創作では作中架空原作作品『闇夜の蛍』のタグが使用されている。

概要編集

身長144cm
体重40kg
スリーサイズB77/W59/H78

六章以降(闇夜の蛍での設定)

身長152cm
体重43kg
スリーサイズB81/W56/H79

架空原作である『闇夜の蛍』ではサブキャラの一人。

小説内ではより踏み込んだ存在になっている。

ゲーム中、色々なレアアイテムを販売している大店の売り子。設定では14歳。

だが時折年齢に見合わない影のある表情でとても闇深いセリフを口にする。

第十二話の後書き参照)


作中では金髪碧眼の可愛らしい容姿でおねだり上手な御嬢様。

元公家の名家で手広い商売を行っている大商会、橘商会の当主の一人娘。

父の景季は内部改革と人材登用を推進して一代で潰れかけの商会を立て直し規模の拡大にも成功したやり手の改革派商人。母は元は商会の看板娘として働いていた南蛮系移民。

周囲の反対を押し切ってこの世界では珍しい恋愛結婚に踏み切った万年新婚夫婦であり、娘の彼女も両親から溺愛されている。彼女の頼みならば損得無視で何でも聞いてしまうのが景季の数少ない欠点だと認識されているほど。

甘やかされるまま天真爛漫に振舞っているが、周囲と異なる容姿故に両親と老女中の鶴以外に親しい者がいないという孤独を抱えており、将来は血を繋ぐための政略結婚で後継者に指名された優秀な部下へ嫁ぐのだろうと達観していた。


元々橘商会は「海塩屋」という屋号で海産物の取引や貿易を行っていたのだが、代々の放漫経営ですっかり経営は傾き、事業失敗した先代の急死で景季が若くして跡を継いだ時には経常赤字な上に取引先まで他の商会に奪われつつあるというどうしようもない状態だった。

そこで景季は心機一転を明確にすべく屋号を南蛮風の「橘商会」へ変更、事業再編や資産管理の透明化を進め、彼をお飾り当主として利用する気だった保守派やコネで甘い汁を吸っていた連中を賄賂や汚職など理由に追放し腐敗を一掃。

身分や国籍を問わず優秀な人材を登用しつつ、従来の丁稚奉公ではなく近代的な指導教育体制を採用し待遇も改善、教育期間を短縮し逃亡や引き抜きも防止するなど改革を進めていった。

当然急進的な改革に対する強い反発はあったが、保守派の幹部を彼は時には膝詰めで説得、時には強制的に引退させるなどの大鉈を振るい、それでも商会を分裂させずに、取引相手にも不信を抱かせないという離れ業をやってのけた。

わずか数十年でこれだけの改革を成功させた手腕はまさに超一流というべきだが、当然彼に恨みを抱く者も多く、これが後に愛娘への災いを招くことに。


ある日朝廷に搬入を依頼された重要な荷ということで商会長自ら妻子連れで率いていた商隊が、都の近くで妖狐の襲撃を受けたことにより彼女の運命は大きく変わることになる。


原作では自分を荷の中へ隠した両親が目の前で生きたまま食われるのを見せつけられた後、生き残った彼女も保守派の爺たちの慰み者にされ、商会は乗っ取られてしまう。

彼女は店員として父が愛した店を守りながらいつかあの連中から取り戻すことを心の支えに生きているが、商人としての実績がない上に保守派の玩具にされているという、旗頭になるには致命的な難点がある彼女ではそれを実現できる可能性は極めて低い。

なお二次創作では悪い大人たちに弄ばれるウス=異本や、彼女を救ってNAISEI無双をする小説が多かったらしい。


作中では妖狐に襲われている所を伴部の介入で両親共々無事助けられ、それを機に伴部へ興味を持つようになる。

最初は恋物語に憧れる少女として、命の恩人という自分から友好的に接する口実があり相手は他家の下人なので面倒が起きる余地がない、後腐れなくいい思い出で終わらせる恋愛ごっこには都合のいい相手としか思っていなかった。

しかしお忍び散策の護衛という名目のデートごっこ中に誘拐された彼女を守ろうと、傷だらけになりながらも戦う彼を間近で見続けた結果、本気の恋心を抱いてしまう。

誘拐事件の黒幕だった保守派の首魁の大叔父に銃撃されて伴部の頭部が弾け飛んだ時、錯乱して頭蓋骨や脳を搔き集めなんとか戻そうとしていたほどに。


だが葵と自分との彼に対する想いの差を行動で思い知らされ、更に葵から伴部の陥っている状況と彼を取り巻く環境を教えられ、自身の力ではどうする事も出来ないと悟ってしまう。

所謂『負けヒロイン』になってしまったのだが、後日商会長の娘ではなく一人の商人として葵と交渉。その覚悟を気に入られ、葵の計画に協力する代わり成就の際は『側室』として伴部の隣にいる事を許された。

ちなみに事件後はなぜか守り袋と称して巾着袋を常時携帯するようになり、時折袋から取り出した白い飴のように見える塊を舐めては袋へ戻すようになった。

中身はアルモノナニカナニカの砂糖漬けらしい。


本来なら闇深いだけでヤンデレにはならず、また、伴部の活躍により闇深くなる可能性も消えたりと救済されたキャラではあったが、上記の事もあってヤンデレと化した。

しかももし彼女を溺愛している父親が知ったら発狂するレベルのやべー性的嗜好にまで目覚めてしまっている。

伴部は泣いて良い


なお葵との契約を実現するために、後日開かれた「佳代誘拐事件に関する鬼月家への追求の場」で葵の発言に逆上した父を宥めつつ三方良しの和解案を提示するという成長した姿を見せた。

今後は娘としての甘えを捨て自分が商会の後継者となるべく修業を始めると宣言。

彼女の決意を聞かされた景季は、感動と歓喜のあまり本題をすっかり忘れて宇右衛門たちと宴会を始め親睦を深めていた。

実際に商才はあるようで、鬼月家の領内に作られた北土支店へ赴任後は名物の開発などを推進。

当初の親の七光りでやってきた我儘お嬢様の気紛れという周囲の評価を覆し、お飾りではない敏腕支店長として高く評価されている。


余談だが、佳世のR-18イラストについて作者は『この惨状を一番見られたくない相手であろう主人公と鉢合わせした時の絶望に歪む顔はきっと素敵だと思います(曇りなき眼)』と答えている。

そこに愛はあるんか?


関連タグ編集

闇夜の蛍 ヤンデレ

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