概要
身長 | 126cm |
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体重 | 33kg |
スリーサイズ | B62/W54/H64 |
六章以降(闇夜の蛍での設定)
身長 | 132cm |
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体重 | 36kg |
スリーサイズ | B64/W55/H66 |
主要人物の一人であり、架空原作でも攻略対象。
小妖にも劣る非力な狐の半妖から九尾の妖狐にまで成長し、都襲撃を目論んだ凶妖『狐璃白綺』……の残滓。
ただし原作と作中ではこの姿で主人公に保護される経緯が異なり、それに伴って記憶や性格なども変わっている。
原作の白は妖狐本体が力と記憶を失い退化した姿で、無知で無垢な少女。
作中の白は妖狐が不要と切り捨てた過去の記憶(魂)の欠片が形になった姿で、真面目で素直な少女。
妖狐時代は肉感的な美女で、妖らしく残忍で狡猾で執念深く自己中心的な性格をしており人間をエサとしか見ていなかった。
好物は油揚げと紅葉饅頭と生きた人間の脳味噌。酒は飲めない。
そのしつこさと悪質さから、原作の敵の中でも嫌われ度上位な女狐である。
人間の母と共に村外れで畑を耕して暮らしていたが、母が妖と通じているとされ殺される。
山へ逃げ込んだ彼女も村人に捕まるが、そこに現れたかつて空亡に率いられた百の凶妖が生き残りが一体『狐璃黒麗』に拾われ、言霊で魂を縛られ本名も奪われた上で妖としての名『狐璃白綺』を与えられた。
その後は主君であり『御姉様』となった黒狐に化物としての教育を厳しく施され、本来ならば九尾になるには千年は掛かるところをたった数百年で八尾になりあと100年もすれば九尾になるだろうというほどの才能を見せ、やがてその右腕となるほどに成長。
ある日、罠を張っていた退魔士たちに深手を負わされた黒狐が、自分はもう助からない、死体を人間の戦利品扱いされるくらいならお前が私を喰らってより高みを目指せと遺言。彼女はその遺志を継ぎ、追ってきた退魔士たちを皆殺しにすると新たな九尾の白狐として力を渇望するようになる。
その後100年掛けて自ら鍛えた自慢の軍勢(1000体以上の中妖と10体以上の大妖)を率いて村や町を蹂躙。成功が続いていたせいで自分に敵はいないと慢心し、無謀にも都を攻めようとした。
その結果、迎撃に出てきた朝廷直属の退魔士のたった二発の攻撃で手勢は全滅。
彼女自身も一方的にやられて死にかけたため、自身の魂を分割して広範囲へ飛ばす術を使い辛うじて生き延びた。
白はその分け身の一体なのだが、母と暮らしていた非力で幸せな時代の記憶が基になっているため悪しき心の無い最弱な存在になっている。実際都の破落戸に半妖というだけで殴る蹴るの暴行を受けていたところを孤児院の院長に発見され保護されている。
妖狐部分曰く「我らが落ちこぼれの忌み子」。
ここまでは原作と共通。
原作の前日譚『狐児悲運譚』では本体の妖狐が橘商会の商隊を襲ったり、巧く都へ潜り込んだ分け身に不良退魔士やモグリの呪術師を襲わせたりして順調に力を蓄え、締めに半妖の孤児院に保護されていた白を操って結界を開けさせ多数の孤児たちや院長で元陰陽寮頭の吾妻雲雀という特上の餌を食らうことに成功。
弱体化前よりも大幅にパワーアップした状態で都を脱出し、復讐する力を蓄えるべく再び地方を荒らしまわる中で原作主人公との因縁が生じることになる。
やがて主人公への執着を利用されて彼を殺すための囮に使われた結果再び死にかけ、力と記憶を失い白と同じ姿まで退化したのが原作で「白」と呼ばれる存在である。
その状態で主人公の使い魔になるわけだが、鍛えすぎると記憶と力を取り戻し、好感度次第では鬼月家を滅ぼしたり、主人公を拉致監禁して妖に変えようとするらしい。
(主人公への執着と使い魔だった際の好感度が入り混じり面倒臭い病みキャラへ変貌するのだとか)
作中の本体の妖狐は、まず伴部と葵の介入により橘商会への襲撃に失敗、都へ潜入した分け身も伴部と碧子に狩られてなかなか力を回復することができなかった。一気に力を得ようと孤児院を襲ったものの待ち構えていた伴部の奮闘やまさかの白の反撃に苦戦し、駆け付けた葵に一撃で瀕死にされ、悪足掻きで孤児たちを襲おうとしたものの結界の異常を感知して帰ってきた雲雀の術で骨も残らず焼き尽くされて滅ぶという最期を迎えた。
白は妖狐との接触で過去の記憶の一部を取り戻したものの、自分が妖になった時と違い今は雲雀や伴部のように受け入れてくれる人間もいるのだという考えで人格は変わっていない。
事件後の白は自分の素性が露見した場合に孤児院へかける迷惑を考え、また助けてくれた伴部へ恩を返すために、孤児院を出て葵付きの側仕えの雑人になる道を選んでいる。
表向きは葵が気紛れで拾ってきた半妖の子ということで胡乱げに見られることもあるが、素直さや天然の可愛らしさで他の女中からの印象は悪くないようだ。
伴部は原作での白の豹変を避けるためや預かった時の雲雀との約束(呪い)という理由があるから仕方なく優しくしているんだと内心では呟いているが、本音では別の存在だと理解しているのか、意外と気を遣って甘い対応をしたり、無意識に妹と同じように接することが多い。
そのせいか頭を撫でられたり、寝惚けた伴部に抱き寄せられて添い寝したり、弱った伴部に手を握っていてくれと頼まれたりと、他のヒロインがしたくてもできないイベントに遭遇している。
また、妖母の血の影響で人から外れ半妖に近い状態に陥った伴部に、半妖という立場から励まし、優しく語り掛ける等していおり、もしかしたら全ヒロインの中では一番好感度が高い可能性がある。