概要
無垢な少女フィーナのもう一つの姿であり、大人の魅力たっぷりのセクシー美女。
顔(というか体全体)は同じはずだが、別人とも思えるほどに印象が違う。
少女の時のドット絵は白が基調だったのにこの姿になると黒が基調になる。
変わるのは見た目だけではなく、その口調、余裕、そして色々な事情や知識を知っていそうな感じ、すべてが世間知らずな少女フィーナとは対照的である。
両方フィーナなのだが区別するためにこちらについては魔人フィーナと呼ぶことにする(ゲーム中でも魔人フィーナの名で呼ばれ魔人フィーナとしてガチャキャラの実装がされている)。
その正体(ネタバレ注意)
実はこちらのほうが本体というか元々の姿であり、その正体はヘスの八賢者の一人にしてヘス最強の戦士。
※ここでいう戦士とはRPG的な意味での物理職ということではなく、単純に戦うものとしての意。
戦争真っ最中の世界にいたので「戦うこと」しか知らず、どうせ戦うなら強い者と渡り合っていい勝負をしたいという考え方をしていた。
王土のヴェリアスとは知人であり良きライバル関係であったので、(王土は彼女に自分と同じ陣営に来るように望んでいたが)魔人フィーナのほうは良きライバルと戦ってよい勝負をするためにあえてヘス側についた。
そしてヘスの八賢者としてアルドール側により土のクリスタルの中に封印されてしまう。
封印されつつ700年もの時を過ごしていたが、クリスタルの中から外の情報は見えていたらしく、常闇(というよりレーゲン)の息子であるレインの存在を知り興味を持つ。
今まで戦いの中に身を置きつづけ、割り切った考え方しか知らなかった魔人フィーナにとっては、レインの「両方を選ぶ(例えば一人の命と百人の命を天秤にかけるような状況で、どちらかを見捨てるということはせず両方助ける)」という姿勢が大層新鮮にそして魅力的に映ったためである。
戦うことしか知らなかったから戦っていたのであり、それを単純に好戦的といってよいものかは疑問が残る。
事実、レインに興味を持ってからは、戦うことよりもレイン一行の役に立つことを最優先にしている節がある。
物語を進めると、なんと途中で少女フィーナと魔人フィーナの二人に分裂。
フィーナが同時に二人存在し別々に行動するという事態になる。
(仲間一行も大変困惑する)
当然ながらいつまでもその状態のままではいられないのだが……。
その結末についてはラピス編を終盤まで進めていくとわかるので、未読の方はぜひ本編で感動を味わっていただきたい。