概要
無理のないバイオⅣにて初登場した、アンブレラ日本支部に所属する女性エージェント。
物腰は穏やかだが基本敬語でしか喋らず、本音らしきものも少ないため中々本性が読めない。
しかし子供を助けようとしていた本編での描写から見るに、内面は優しい性格なのだと思われる。
ただしとある場面で仲間の入院手続きやら何やらを丸々押し付けられた際には一人言でやや黒い一面をのぞかせており、ここでのみ聖奈を呼び捨てにしている。
ちなみに名前の読みは「としば」。作中一度もそう呼ばれることがないだけに、間違えられることは多い。某実況者も過去に間違えていた。
原因は外国人であるがためか日本語が流暢でないU.B.C.S.隊員達が誤って「とりしば」と呼称したために、それが定着してしまった(主にセイカーのせい)。
本編中では英語(もしくはU.B.C.S隊員の名前からロシア語とも考えられる)を即時通訳が可能なレベルで熟しているようだ。
本編では
U.S.S.本隊から孤立し行方不明となっていたサーシャを救出するため、セイカーらU.B.C.S.隊員達と協力する。 空港で部隊の皆様と出くわすや否やいきなりリシングスキーをラジンスキーと呼び間違えたり(しかも2回も)したが、
同じ管理職同士苦労話で気が合うようで、個人的にお茶の約束をするなど良い仲になっていた。
その後はのび太一向の捕縛作戦に参加し、緑川聖奈をU.B.C.Sや配下に誘導させてスタンガンらしきもので気絶させて確保したり、宅急便のふりをしてのび太の油断をついたり、のび太一行とU.B.C.Sとの通訳を担当したりしている(同じ役回りはセイカーもやっていた)。
最期はススキヶ原からの脱出時にゾンビに噛まれ負傷してしまったために、ゾンビ化を防ぐためリシングスキーに引き金を引くよう頼み、望み通り射殺される。
一緒に埋め合わせの食事に行こうという約束が果たされることはなかった(トゥルーエンドでも店は焼失していたようだが)。
ちなみにリシングスキーは彼女を射殺した後、「当分酒も紅茶も辞める」とだいぶ落ち込んでいた。
なおトゥルーエンドでは結末が異なり、彼女を含めた登場人物全員(ただし安雄を除く)が無事生還しての大団円になる。ゾンビに噛まれ負傷したのは同じなのだが、なんとマキュロン(類似品からしておそらく皮膚用の消毒液と思われる)と風邪薬を飲んで少し寝たら体調が回復したらしい。…勿論いいことはいいのだが、仮に抗体があるのにせよギャグか何かかと疑いたくなる。一応相手ゾンビなのに。
…なんなら本編でも死を急がずに治療に専念していれば余裕で生きられたのではないのだろうか…?
その後の展開ではアンブレラの北海道研究所襲撃の際はレンタカーを借りたり、その前には漁船を現地調達する等のバックアップに徹するが、最終局面ではレンタカーでハンターを轢き潰して仲間と合流する等、現役兵士もドン引きする程大胆な行動をとっている。なお彼女曰く5〜6匹はいったようである。
事件後にアンブレラが壊滅した後はリシングスキーと一緒にいる為に二人で渡米することになったらしい。
理由は「日本にいても食いぶちがない上に実家に絶縁された」とのことだが、実際のところはもっと私的な理由だろう。
なお、鳥柴のみ先に飛行機に乗って寝ていたらしく、空港での全員集合に唯一参加していない。
エンディングの1コマでは流石に退場が早すぎると作者に文句を言っていたり、次回作の出演を直訴する等がめつい部分を垣間見る事もできる。
また無理のないバイオⅣの1周目のエンディングでの聖奈以外ののび太を含めた登場人物全滅エンドの発端は彼女の死亡から始まっており、逆に2周目の全員生還エンディングのキーパーソンでもある(仲間の入院手続きや手術費用の肩代わり、ラストの逃亡際として車を運転(直接描写はないが割と危険運転らしい)して全員を窮地から救う等)ある意味本作のエンディングの明暗を分けるキャラクターと言える。
余談
…とはいえ、詳細は省くが鳥柴には設定上色々と曖昧なところがある。
また無理のないバイオIVにおいての不満点の1つに要約すると鳥柴のキャラのブレが挙がっており、本編中での行動や発言には賛否両論あるキャラでもある。