概要
黒乃あかりとは、ムクロメ氏による漫画『SAN値直葬!闇バイト』の主人公である。
父親の会社が倒産(自営業かは不明)し、高校生にして一家離散となり非常に貧乏な暮らしをしていたところ、偶然にも時給5000円の高額バイトのチラシを見つけ、本作の主な舞台であるオカルトショップ「輝くトラペゾヘドロン」で働き始めることとなる。
皆さんは決して高額時給の怪しいバイトには申し込まないように。闇バイト、ダメ、ゼッタイ。
人物
上記の境遇ゆえか、こと金と食べ物に関してはかなり貪欲である。
隙あらば下記のような稼ぎ方を実行しようとする(ほとんどは漫画としてのボケであり成功したことはない)、豪胆で刹那的な性格をしており、
「店の商品を質に入れて裏カジノで取り返す」、「頭蓋骨になった友人を見世物に食いつなぐ(ともすれば店主や初対面の後輩すらそういう目で見る)」等々といったビジョンを様々なトラブルの直後に思いつく姿勢はもはや一介の女子高生とは思えない。
度胸と順応力も前述の通りかなりのものであり、
「トラペゾヘドロン」の店主アメンパインが護衛としてつけさせた暗黒生物「ショゴスちゃん」のSAN値直葬な見た目と中身にも最初こそ驚いたが、途中からは何の躊躇もなく衣服にまとわせて戦ったり、こんな事になっても死の淵で当然のように意思疎通をし、患部にあてがって再生を促すなど、かなり…というかきらら漫画ではまず発揮されないような性格である。
生活がかかっているとはいえ、学校帰りに神話生物と相対できる時点で相当な女傑。
外見
黒髪のボブで前髪を左分けにしており、2巻の中盤からはなぜか髪色がグラデーションになっている。
学校が終われば即アルバイトに向かうため、作中ではほとんど制服のシャツとジャンパースカート姿。しれっと普通のスカート姿やブレザーも披露していたり。
バイトの同期であり友人でもある明治こよを自宅のマンションのお泊まり会に誘った際の室内服はTシャツに膝丈パンツという質素な物で、これ以外に私服を持っているのかは不明。
アメンパインやこよと違い、容姿に関して他の人物からの明確な評価が入ったことはないものの、「私、高校卒業したらお水にいくけど、こよちゃんも一緒にどぉ?」と言ったことから、ある程度通用するくらいだと本人は認識している模様。
余談
作中で一度(文字通り)脳が破壊される、後に不定形の生命体と融合して脳を再構築してスワンプマン状態となってしまう。この事実をまったく気にしないメンタルの持ち主で、編集部からも「地獄から来た女」と呼ばれる。