概要
25歳。所属は警視庁捜査一課殺人犯捜査第三係→静岡県警捜査一課→警視庁捜査一課殺人犯捜査第三係。階級は巡査部長。
口癖は「バッカじゃないの?」で笑い方は「ウヒャヒャヒャヒャ」。結婚志願者の模様。出身中学は名門・黒百合女子学園中等部。
警察庁次長の黒井篤郎を父に持つ。そのため気に入らないことがあるとすぐに「パパに言いつける」として権威を駆使し、僻地に飛ばされた同僚は数知れず。
黒い長髪に陶磁器のような白い肌を持つ長身の美女。高い推理能力と洞察力の持ち主で千里眼。
しかしその美貌と能力に反し内面はドSというのも生ぬるい異常者であり、死体を見たいという理由で刑事になったほどの猟奇マニアで刑事としての正義感などは皆無。
無残な死体をたくさん見たいという理由で殺人犯の正体を掴みつつもあえて見逃したり、犯人の悲惨な過去やトラウマをあぶり出し精神的に虐げ自殺に追い込もうとしたり、ガイシャの死に際のポーズが気に入らないと「美しくない」と評し、勝手にポーズを変えたりするなどと刑事どころか人間として失格レベルの非倫理的な行為を繰り返している。
加えて度々殺人現場からガイシャの遺品や身体の一部をコレクションとしてアングラで売買するなど非合法的な行為に出ることもある。年下や部下には容赦なく、(上司ではあるが)年下の浜田には度々重傷、殺傷レベルの仕置きをしている。
そういった猟奇趣味を除いてもなお傲慢かつ高飛車な性格で主人公の代官山をたびたび振り回す女王様気質。「代官様」というあだ名を命名したのは彼女である。
好きな監督はダリオ・アルジェント。
ドラマ版
演者は多部未華子。原作ではロングヘアーであるがドラマ版ではショートヘアーとなっている。
地上波での放送ゆえか、原作での猟奇趣味という過激な要素はカットされており、犯人の恥ずかしい過去や秘密を暴いて精神的に追い詰めるのが好きな、多少性格に難のある美人刑事という、原作と比較するとかなりマイルドな設定となっており、刑事になった理由は「犯人をいたぶれるから」となっている。
黒コートを着用しており常時からムチを所持している。口癖は原作と御馴染みの「バッカじゃないの?」に加え「代官様、行くわよ!」と「ファイト!」。
そして今回のドラマ主演で多部未華子は新たに評判を得た。
ちなみに原作者は、もし本作が実写化したらマヤは栗山千明に演じてほしいとあとがきで語っていたことがある。
関連イラスト
※左:原作版、右:実写ドラマ版