『幸せだったことを、俺は忘れない』
CV:阿部敦
電波マークのようなギザギザのアホ毛がつむじから生えた少年。高校生だが小柄なため中学生に間違えられることも。
記憶を失い、家族とも死別して天涯孤独だった所を先生と黒井銀子に引き取られ、一緒に暮らしている。
家事を担当する銀子のとある事情や偶然が重なり、肉料理にあり付けないのが作中で度々ネタにされている。
ある日、宗矢の住む街に所属もデザインセンスも謎な巨大飛行物体が襲来し、それを七人の超能力者が撃退するという事件が起きる。宗矢は銀子に頼まれ、自分の過去も現状もロクにわからないまま、街を守った超能力者達との戦いに巻き込まれていく。
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…の筈が、第一話ラストであっさり自分の出自を思い出し、怒りの復讐者として活動を開始する。
その正体は種族全体に強力なサイキッカーの素養があり、地球と同じ進化の起源を持つ惑星『シリウス』の人類最後の生き残り。
シリウス人は念動武力に優れた好戦的なナショナリティを持つ種族で、資源と娯楽を求め宇宙艦隊で他の惑星に侵略を行う等しており、愛の宇宙政府『ネビュラ』(覚醒したサイキックを他者との相互理解に活用するべく進化した知的種族らで構成される)が『力の進化種族』と危険視する存在に近づきつつあった。
それらの非人道的行為が、ネビュラの一員でありながら宇宙最強の念動武力を有するタカ派である『龍』の正義感という逆鱗に触れ、惑星丸ごと根絶やしにされてしまう。
宗矢もその猛威に晒され重傷を負うが、ネビュラの戦士とその助手として駆けつけた先生と銀子に匿われ、一命をとりとめ本編に至る。地球は人類がサイキックに覚醒していないものの、シリウス人と精神の成熟度・進化の起源ともによく近似しているらしく、先生が宗矢にとって望ましい育成環境として見繕ったと思われる。
性格はぶっきらぼうでややドライ。戦闘民族出身なだけあって鉄下駄にロマンを感じてはしゃぐ一面も。即断即決でどこぞのサツマヘゴさながらな容赦も躊躇も油断も撤退もないファイトスタイルに定評がある。付いたあだ名が『追撃系主人公』。