*世紀の怪人赤マント靑マント*
せいきのかいじんあかまんとあおまんと
豊聡耳神子のスペルカード。正体不明「赤マント青マント」(封獣ぬえのスペルカード)を参照。
- 赤マント青マント
学校の怪談の一つ。
誰もいない学校のトイレに行くと青白い顔をした長身の男が現れ、「赤いマントと青いマント、どっちが欲しいか?」と質問される。赤と答えると背中をナイフで刺され血だらけになって殺される。青と答えると全身の血を抜き取られて殺される。というもの。
元は「赤い紙、青い紙」という都市伝説で、「赤マント青マント」はその派生とされる。こちらでは誰もいない学校のトイレで用を足そうとすると「赤い紙と青い紙どちらがほしい?」と聞かれる。赤と答えたら全身から血をふきだして真っ赤になって死ぬ。青と答えたら全身の血を抜き取られ真っ青になって死ぬ。というもの。
作中で豊聡耳神子は紫のマントを着ている。赤と青を混ぜると紫となる。聖徳太子が定めたとされる「冠位十二階」で最も上位の色は紫であったとする説がある。
赤と青は前作東方心綺楼の人気度カラーと同じ。
- 怪人赤マント
昭和初期に流行った都市伝説。(上記のものとはまた別の都市伝説)
赤いマントをつけた怪人が子供をさらって殺す、という内容。
この話は噂として、1940年(昭和15年)ごろに東京から大阪までの子供から大人まで幅広く広まったとされる。
同時期に人気を博した江戸川乱歩の『少年探偵シリーズ』には『怪人二十面相』という名悪役が登場する。これが怪人話が広まりやすい下地となったとする指摘もある。
「怪人赤マント」と「赤マント青マント」の関連は明確ではない。
「赤い紙、青い紙」と「怪人赤マント」の二つの都市伝説が融合(派生)して「赤マント青マント」となったとする説。
「怪人赤マント」→「赤マント青マント」→「赤い紙、青い紙」の順で派生していったとする説。
「怪人赤マント」と「赤い紙、青い紙」「赤マント青マント」に関連はないとする説。