週刊少年ジャンプ2012年08号に
読切作品として掲載された。47ページ、センターカラー。
作者・普津澤画乃新にとっては『週ジャン』2007年39号掲載の『ANAAKI'S(アナアキーズ)』
以来、実に4年半ぶりの作品掲載であった。
あらすじ
居場所もなく死にたい気持ちがある者から
「ドッペルゲンガー」という存在が生まれる。
ソレは本人を乗っ取り、"死の力"によって周囲の人間をも死へ追いやっていく。
主人公・誰田 後(だれだ ウシロ)は勉強ダメ、スポーツダメなさえない高校1年生。
唯一構ってくれるクラスメイトの女子・侭野(ママノ)を除いて、
周囲と打ち解けられない、孤独でつまらない生活を送っていた。
彼が住む町では最近奇妙な殺人事件が多発しており、
高校ではドッペルゲンガーが人を殺すと言う噂が広まっていった。
下校中ウシロはドッペルゲンガーが殺人を犯すことを考え、
「生きててもいい事ないし べつにオレ死んじゃってもいいよな」と思ってしまう。
その瞬間、彼の前にドッペルゲンガーが現れ、
"死の力"でウシロを灰にして殺そうとした。
……しかし、なぜかドッペルゲンガーはウシロを殺すことに失敗、
ウシロの体を乗っ取りきれず、彼の意志に逆らって"死の力"を行使できない
「別モノ」となってしまった。
ドッペルゲンガーは仕方なしにウシロの体で同棲することとなり…。
関連イラスト
左の赤髪の少女が侭野、右は彼女のテニス部仲間のサヨコ。