概要
静岡県出身の漫画家・観寺風貴(かんてら ふうき)氏作の読み切り4コマ漫画作品。
全15ページ。
ある学校に転校してきた人物・日月明と、その周囲の人々を描くギャグ漫画である。
掲載の経緯
元々は2012年下半期に行われた集英社のギャグ漫画賞『第77回赤塚賞』に投稿された作品で、最終選考には残ったものの、落選となっていた。
しかし『週刊少年ジャンプ』2013年16号にて尾田栄一郎氏の『ONEPIECE』が休載になったため、穴埋めという形で掲載され、一般読者の目に触れられることとなった。
掲載は急遽決まったものらしく、通常の読み切り作品と違って目次やアンケートハガキには載っておらず、作者紹介ページも設けられなかった。
登場人物
日月 明(ひづき あきら)
主人公。
とある学校(給食とセーラー服が登場しているので恐らく中学校)に転校してきた人物で、家庭の事情により全身が常に発光している。
性格は気さくで運動好きだが、姿は基本的に白いシルエットで描かれており、顔つきや姿形を窺い知ることはできない。
かつて「ホタルのしり」という仇名で呼ばれており、前の学校の記憶を疎んじていたが、転校後は友人も増え「学校が楽しい」と前向きに暮らすようになる。
やがて実は常に全裸で出歩いていたことや、眠っている間は体が光らなくなるといった事実が明かされ、果ては女性だったという衝撃の真実が発覚する。
大井川(おおいがわ)
明と席が隣同士になった短髪の少年。下の名前は不明。一人称は「オレ」。
明の性別を知ったことで、それまで彼女が実は全裸だったという事実に悶々とするようになる。
やがてクラスで初めて彼女の素顔を目撃する。
安部川 安子(あべかわ やすこ)
当初は明を男性と思い込み「日月くん」と呼んでいたが、女性だと知ったことで「明ちゃん」「安子ちゃん」と呼び合う親友ポジションとなる。
しかし大井川と2人きりの時は、なぜか「日月さん」と他人行儀に呼んでいた。
「科特部」と描かれた私服を持っており、AIBOを思わせるロボット犬や、果ては明専用のソーラーカーまで開発してみせた。