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EXTRAVAGANZA

えくすとらゔぁがんざ

ブラックサイクのアダルトゲーム。正式名称は「EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~」。
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ゲーム概要編集

2003年に発売されたBLACK CYC蟲使い」――。その狂気のシナリオに新しい解釈を加え、完全新訳版としてリリース決定!

ただの道具として扱われる少女――その身に宿すのは人ではなく“蟲”。快楽と苦痛の終わりに、恐怖と狂気の果てに生んだ我が子と共に、少女の15年に渡る物語が始まる…。


キャラクターデザイナーは上田メタヲ氏。


ゲームシステム編集

ストーリーは、「幼蟲の章」「蛹蟲の章」「成蟲の章」の最大3章で構成される「チャート捜索型マルチストーリー」。ストーリーの進め方によって、進めない選択肢・章が存在。「蟲使い」の全てを知るためには、何度もプレイすることが必要だ。

もちろん、BLACK CYCならではのダークでハードなシナリオ・CGは健在。現実では考えられない異質な世界観、そして異形のモノ“蟲”をキーワードに、苦痛と欲望・歪んだ人間関係を描いた、新しい戦慄のストーリーが語られる……。


ストーリー編集

其は、蟲とともに生き、蟲とともに死ぬのみに非ず。其は、蟲をその身に宿し、愛しむ者なり――


薄汚れた床の上に、少女の子供は産み落とされた――。 救いの手はなく、抗うだけの力も持たず、ただの道具として扱われる日々。 求められた苗床という役目は、少女から家族や友人、普通の生活、そして処女といった様々なものを奪い、薄暗い部屋へと閉じ込めた。 眼前に在るのは、おぞましき異形の生物。 腐臭漂う粘ついた触手が、少女のきめ細やかな柔肌を這いずり回り、ありとあらゆる孔に潜り込んでいった。


終わりはどこにあるのか。 果てには何があるのか。 膨らんだ腹の中で何かが蠢く苦痛に苛まれながら、やがて少女は汚物とともに蟲を産む。 快楽と苦痛の終わりに、恐怖と狂気の果てに、自らの子供を胸に抱いて泣いた。

「あたしと一緒に……来る……?」

唐突に得られた自由。 月の明るい夜に、少女は久しぶりに外に出た。 血まみれのシーツを身にまとい、裸足で冷たい大地の上に立つ。 行くべき場所などなかったが、少なくとも独りではない。 傍らでは一匹の蟲が、まるで母親に甘えるように少女の足に擦り寄っていた。


そして――以降十五年に渡る、少女の物語の幕が上がる――――。

登場キャラクター編集

櫻井 夢美 (さくらい ゆめみ)

CV:伊藤瞳子

ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通に暮らしてきた少女。煉悟とサユリの闘いに巻き込まれ、両親を失い、自らは捕らわれの身となった。

煉悟の飼う蟲に犯され、ついには出産へと至ったが、夢美自身は蟲という生物をどこまでも恐れている。

だが、産んだ蟲の中の一匹が「使い物にならない」と煉悟に捨てられたのをきっかけに、奇妙な親子(人と蟲)生活が始まる。


『幼蟲の章』より五年後。真鈴ヶ崎の町に移り住み、マンションの一室を借りて生活している。

自らが産んだ蟲もひっそりと飼っているが、普通のペット扱いをしているため、日常生活にさしたる影響はない。 生活費は、カフェ・AnzUのアルバイトと、『足長オジサン』からの仕送りでまかなっている。『足長オジサン』は夢美が付けた呼称であり、その正体は一切不明。


煉悟 (れんご)

蟲使いの一族から抜けた、はぐれの蟲使い。薄暗い森の中にある潰れかけの倉庫に住み、裏の仕事を請けて収入を得ている。

掟破りの煉悟を追ってきたサユリとの戦闘の際、とあるアクシデントから夢美の両親を殺害。夢美本人も倉庫へと連れて返り、蟲を産むための『苗床』として扱うことにした。


西 正人 (にし まさひと)

蟲についての研究を行っている科学者。郊外にある屋敷に住み、ユーリアという助手兼メイドとともに暮らしている。

煉悟とは、彼が蟲使いの一族を抜けてからの付き合い。趣味、嗜好等の面で多々合わない部分はあるが、互いの利害が一致しているため、これまでに幾度となく危険な仕事、あるいは非合法的な仕事を依頼している。


ユーリア・アレクセエヴナ・ベラーヤ

CV:七ヶ瀬輪

西の屋敷で働くメイドであり、有能な助手でもある女性。感情の起伏が乏しい上に口数が少なく、さらにつり目なことも相まって、他人にはよく冷たい印象を与えてしまう。

過去は一切不明で、自らもまたそれについて語ることはない。ただ、懐に大口径の銃を隠し持っている事実が、ユーリアにもう一つの顔を窺わせる……。


サユリ

CV:千羽輪子

古からの掟に従い、俗世との接触を断ちながら村で過ごしていた蟲使い。

今回、一族を抜けた煉悟の情報を得て、彼を討つために町へとやって来た。


アゲハ

九条 アゲハ (くじょう あげは)

CV:金田まひる

AnzUでのバイト募集に応募してきた少女。明るい性格で人懐っこく、すぐに夢美と友達になった。現在は両親ともに海外出張中で、自宅にはアゲハとペットの仔犬数匹で住んでいる。

夢美と並んで、AnzUの看板娘になりつつあったのだが……。


レン

蟲使いの一族を統べる志藤家の青年。

この世に存在する全種の蟲を操るほどの実力を備えており、後年には一族の長となる義務を背負っている。


南 優斗 (みなみ ゆうと)

真鈴ヶ崎統華大学に通う学生。朝食は、カフェ・AnzUのモーニングセットで済ますのが日課なのだが、本当の目的は夢美に会いに来ることだった。

ある日、勇気を出して告白し、夢美をデートに誘ったのだが……。


神谷坂 杏子 (かぐらざか あんず)

CV:春日アン

カフェ・AnzUの店長。夢美にとっての良き理解者であり、目標ともしている女性。


北畠 史郎 (きたばたけ しろう)

真鈴ヶ崎統華大学に通う学生。メイド好きで、毎朝AnzUに通う優斗を、同じ趣味を持つ同志だと思っている。

温厚な性格をしているようにみえるが、実は…………


みやかちゃーん

神武 美弥香 (じんむ みやか)

CV:咲ゆたか

Jinmu Corporation社長の一人娘。基本的にマイペースな性格をしているが、実のところ芯は強い。

会社と蟲使いに何らかの繋がりがある事に気付いており、そこに隠されたものを知りたがっている。


佐々原 唯 (ささはら ゆい)

美弥香の友人。人見知りをする性格で気が弱いため、誰かと話すときは美弥香の背後に回ることが多い。

しかし、実は護衛者という一面も持っており、有事の際は美弥香を護るために戦うことがある。


足長オジサン (あしながおじさん)

夢美に毎月仕送りをしてくれる人物。どこの誰なのか、何を目的にしているのかは一切不明。

ちなみに足長オジサンは、夢美が勝手にそう呼んでいるだけ。


合蟲人間 (ごうちゅうにんげん)

西が開発した、人間と蟲を組み合わせた生命体。

思考や理性はほとんどないが、その分主人の命令を忠実に実行しようとする。また、わざと性欲だけは残してあるため、女を犯すことに至上の悦びを覚える。


綾佳

綾佳 (あやか)

CV:汐風よる

非常に生意気で、やや年寄り臭い言葉遣いをする少女。彼女が物語にどう関わってくるのかは不明である。


伏島 遥 (ふせじま はるか)

成蟲の章の冒頭で、夢美と出会う少女。彼女が物語にどう関わってくるのかは不明である。


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