概要
『Gメン'75』のOPで、テーマ曲と共に陽炎揺らめく滑走路を黒木警視(演:丹波哲郎、後に警視正)を含めた7人のメンバーが横一線に歩き、画面前に迫ってくる場面のこと。
この場面がファンに強烈な印象を植え付け、誰が呼んだかファンの間でこのように呼ばれるようになり、当時の視聴者達がごっこ遊びでこれの真似をするようになったという。
なお、陽炎が揺らめくシーンはOPの監督だった小林義明の話では、何度か撮ってみたものの、なかなかいい絵にならずに撮りなおしているうちに雨が降り、雨が止んだ後で撮ったらこのようなシーンができたとのこと。
これでいい絵になったとして、小林は後にパイロットフィルムを担当した『宇宙刑事シャリバン』や『巨獣特捜ジャスピオン』(ただし初期のみ)、『仮面ライダーBLACK』のEDでもこれをアレンジした演出をしている。
(『宇宙刑事ギャバン』のOP及びギャバンのコンバットスーツ初登場シーンも、小林がうまく撮れなかったので撮りなおしているうちに雨が降り、止んでから撮ったら朝靄の中にギャバンが振り返るシーンが撮れたと述べている)
当時の視聴者の中には道いっぱいに横一列に広がって歩いている人達を揶揄する意味で「Gメン歩き」と呼んでもいる…。