【注意】この記事にはグロ・ショッキングなどの要素が含まれている為、苦手な方は記事を読まない事を推奨します。また、この先本編チャプター1〜6・番外編のネタバレを含みます。
「ダメだぜ(NOPE)」
概要
UndertaleのAU(二次創作)作品『Horrortale』にて登場するサンズである。
本名ではないが、他AUのサンズと差別化する為に付けられた名称であり、作中では一度もこの名前で呼ばれず原作通り「サンズ」と呼ばれている。またHorrortale自体が原作からの派生の為、このサンズは元々は原作と同一人物だった。だが作品内の出来事で多少元のサンズの片鱗は見られるものの、性格・人格や容姿が変化している(例を挙げるならマーダー、キラーなど)。
チャプター2のスノーフルにて初登場となったが、性格等は他キャラクター同様極めて残虐になっており、最初に握手をする際「手にブーブークッションではなく小さいドリルを仕込んで手の肉を抉らす」など明らかに原作と異なっている部分が多い。
またサンズの役割は、あくまで中立的な立場として、役立つものや悪い考えでプレイヤーを騙すもの・とんちんかんなものなどアドバイスを話してくれる「ゲームシステム」のようなものだと、作者の番外編の「スケルトン兄弟について」で語られている。
チャプター3・4では、チャプター2のグリルビーズ内にて語られたサンズの過去が、地下世界とアンダイン・サンズに何があったのかが詳細に描かれている(詳しくは下記の「過去」にて)。
設定上のサンズの誕生日は存在しない。
「8月4日」はガセであり出典情報がない。
また、Horrortale自体の生まれは1月16日である。
容姿
身長は低いが、主人公のアリザの背を少し追い越しており、弟のパピルスよりかはまだ低めとなっている。
にやけ顔だが、顔の左目から上の部分は割れて大きなヒビが入った穴が空いており、かつて支配者であるアンダインに反抗した際に付けられたものである。
目は少し鋭く、左目はアンダインに抜き取られ、現在は代わりに殺した王族の兵士の赤眼の眼球をはめ込んで使っている。右目はおそらく存在しているだろうがまだ確認できず真っ黒なままである(赤目は感情が揺さぶられると小さくなったりする)
また普段は汗をかいている。表情は豊かで、恐ろしい容姿に反し笑顔が可愛らしく一見の価値あり。
衣装も原作と異なり、首元が毛皮で覆われたボロボロの青いジャケットに、返り血のようなものが付いている白いシャツを着ている。ズボンは原作通り白ラインの入った黒ズボンだが、スリッパの代わりにスニーカーを履いている。
シャツの返り血は、番外編にてアンダインから「目ざわりで超キモイケッチャプのシミ」と言われ、イメージ向上の為に洗濯しろとパピルスを通して命令されたことがある。その際にサンズは肉切り包丁でその部分だけ切り取り、三日間動かなかった。そしてパピルスから、別のものを着てファスナーを上げてと言われている。
人物像
何年も地下世界に居座り、暇を持て余している。
怠けボーンな点も変わらず、前述のシャツの返り血の件や、作中でも立ったまま寝ている等とプロ級の怠けである。
原作通りジョークは好きだが、パピルスの死と隣り合わせのような恐ろしいパズルでは主人公の苦しむ姿に狂気的な笑みを浮かべており、またアリザが何らかの方法(セーブ&ロード)で何が起こるか知っていると知った時は、彼女を「汚いペテン師」と評し狂気に満ちた顔で片耳を切り落とすなど、精神的・肉体的な「拷問」などの行為などを好む様になってしまったとも考えられる。
ただし人間(アリザ)に興味がある内は、また距離によっては襲わず、普通に会話している。また番外編のサンズのデートシーンではアリザがジョークを言うと、サンズはゲラゲラ笑いほんの一瞬だけ「地下世界で一番親切なモンスター」のように見えたとナレーションが語っている。
だが、アリザがアンダインからスノーフルの住民を庇おうとした際、一応事態を収束させてはいるが、パピルスの言い間違えによりアリザは「パピルスの姪」、つまり「サンズの娘」となってしまい、パピルスの言い間違えを信じれないサンズは「皆を助けようと自分を巻き込み恥をかかせた」としてアリザと戦闘しようとしていた。
また、色々な質問に答えてくれる場面もあるが、ある操作をすると怒ってアリザを骨で串刺しにする。
また「ヘッドドッグ」という、ゲーム版では特定の条件下で見張り小屋からアリザにホットドックを食べるかと聞き、ここで食べると答えると「ヘッドドッグ(Head dog)」と称して彼女を肉切り包丁で切り殺している。
他にも主人公を嘘などで安心・油断させておきながら、裏切り絶望へと叩き落している場面が数多く存在している。
また地下世界ではある出来事によって、彼は「テロリスト」扱いとされ、精神的にも疲れている様子が見られた。また以前は原作と同じく陽気なスケルトンだったが、本来の左目を失ったことで少しずつ狂ってしまい、人間を見つけたら食料として扱うことを決めたのも彼であり、仲間のモンスターのために人間を狩っている。
また頭の怪我で過去(原作)の出来事も幾つか忘れており、そして軽度の逆行性健忘(過去の出来事を思い出すことができない状態)と気分のムラ(気持ちの浮き沈みが激しくある時では怒りやすかったり、機嫌が良かったりする状態)を引き起こしている。
パピルスは人間を食料とすることに反対していたが、普通の食料と偽り「人間の内臓」をパピルスに調理させたことで、パピルスも同じく狂わせてしまった。
またアンダインとは完全に決別し、激しく嫌っており、パピルスを通してアンダインの悪口を伝えさせたり、人間を先に見つけ隠すことでアンダインに「嫌がらせ」をしている。
ただしサンズ自身はおそらく人肉を口にしているものの、七年間は飢えに耐えて食べることを我慢していた。グリルビーの手によって生焼きにされてしまったアリザを見て、我慢出来ず腕を引きちぎり口にしようとするが、サンズの指示に従ったパピルスの手によってそれは事前に防がれている。
おそらくサンズ自身も罪悪感を感じ、せめてもの罪滅ぼしなのかもしれない。
スノーフルの皆から嫌われることを望んでおり、
「何もかも自分のせいなのに」「お前らは視野が狭い」「俺を嫌いになれ」「なんで優しくするんだよ」と、かなりのネガティブ思考。
(ただ、アリザには「尊敬されるように努力しているのに邪魔するな」と言っている。こちらは単純に殺す理由が欲しかっただけかもしれない。)
これは罪悪感のせいなのか、それとも変わってしまった自分と、彼らの変わらない自分への接し方を比較して憂鬱になっているのか。
アリザから手作りのトマトケチャップを受け取ってからは、彼女の善意と、自分のこれまでの行いとの差を感じ、恥ずかしく思っているようだ。
彼の本編でのアリザへの詳しい行動については、Alizaをチェック。
過去
アンダインが女帝となり一年、なんと地下にいるモンスター達が生きる為に必要なエネルギーを生み出す「コア」が止まってしまう。しかしアルフィーの手ではどうにも治せず、アンダインはコアを治せる者を探した。サンズは元より修理をしようとはしなかったが、空気中の魔法がなくなったことでグリルビーに異変が起きたことでサンズはコアを直そうと決意する。
サンズはコアを直す為の設計図を作成し、コアの事で疎遠になっていたアンダインとアルフィーの仲を取り戻させ、スノーフルでも自分の食料を配るなど自身にできる事はなるべく行っていた。
しかし三か月経っても事態は一行に良くならず、モンスター達は狂い倒れてゆき、希望が一切見えない日々が続く。アンダインも一時は自殺を考えていたが、アルフィーが「コアが復活するような強いエネルギーを持つ動力源」を知っていると話す。
それは「サンズの左の青/黄の眼球」だった。
ウォーターフォールにてアルフィーの会話を聞いたサンズは、何日も自分の部屋に閉じこもり何とかそれ以外の解決策を考えていた。しかしパピルスの手で部屋から出され、アンダインの下に行くことに。そしてホットランドのアルフィーのラボに着くが、真っ暗な研究所の中でサンズは閉じ込められてしまう。そこで彼はアンダインと出会い、サンズはそこで「コアを一度壊し内部のエネルギーを再補填する」という考えを出す。
しかしアンダインは精神的にも限界が来てしまい、最後まで反対していたサンズの目を奪うことを決行する。サンズももう手は残されていないと感じ、アンダインに攻撃を開始する。そしてアンダインの右目を消滅させるが、サンズも力尽きてしまい倒れ、とうとう左目を奪われてしまった。そしてサンズの目の力を使い、コアは再びエネルギーを取り戻し動き出し、そして地下世界にもエネルギーが戻った。
だが、真の悪夢はここからだったのである。
目を奪われ死んだと思われたサンズは、どうしても塵にならなかった。サンズの顔は割れ、人間の血が溢れ出していた。そしてサンズの死体の処理を任された王族の兵の一人の顔が突如として爆破したのである。サンズは死んだ兵の真っ赤な目を失った自身の左目の部分に取り付けた。
そしてサンズの周りに居た兵達のHP(体力)が減り、次々と爆破していった。そしてアルフィーを見つけ、「自分は正しいことをした」と信じるアルフィーの脳を一部破壊し、まともに会話すらできない状態にさせ、そしてコアを自分の左目もろとも全てを破壊し、再び地下世界からエネルギーが消滅し二度とエネルギーが戻ってこないようにしたのである。
そうしてサンズはアンダイン達に「復讐」を遂げ、そうして現在に至っている。
能力
原作のサンズと比べはるかに力が強くなっており、作中でもアリザの腕を片手で引きちぎっている。また原作の能力も変更点が加えられている。ショートカットは変更なし。
- 骨
- 原作と同じ形状のものに加え、尖っていて危険な形状をしている骨が追加せれており、どの骨も上部が血のようなものが付いており赤くなっている。近距離からいつでも繰り出すことが可能。またそれらを使って体を串刺しにする事も。
- 武器
- 前述の「ヘッドドッグ」の場面が印象的であったためか、ファンアートなどでは肉切り包丁か斧を使っている場合が多い。しかし作者的に地面から引き抜いた大きく重い大腿󠄀骨の方が好ましいとの事。
- ガスターブラスター
- 召喚できなくなっている。おそらく過去での頭部の怪我のせいである。
テーマ曲一覧
曲名 | 作曲者 | 備考 |
---|---|---|
Horrorlovania | SpookyDove | |
Horrortale - Megalovania | ForzaSans | |
ASSURED PREY | FRANDERMAN123 | Horrorlovaniaなどと並んで人気が高い曲 |
Starving Carnage | Itz Horror Sans Playz | |
Slice And Dice | Iamaboss0 | |
RAPSCALLION | WassabiSoja | Murder Time Trio REBOOTEDにてこの曲のフレーズが使用されている。 |
Everlasting Psychosis | N/A Music |