概要
往来のPDWと同様にコンパクトで、サブマシンガンと同程度の軽量さ、より長い射程(戦闘射撃場(200-300m)のローエンド)を持つことを目的として開発された。PDWは主に実戦部隊ではなく、後方や非戦闘地域での活動を担当する部隊や非戦闘員に支給されるための小火器である。
KAC PDWの銃身は10インチ(25cm)より短く、ストックをたたむと19.5インチ(49cm)、全長は29.8インチ(75cm)程度となり、重量も2kgとかなり軽い。
現在アメリカ軍で採用されているM4カービンより1ポンド以上軽量で、反動は50%少ないといわれている。
同銃は、2006年にアルバカーキ(ニューメキシコ)で開催されたNDIA小火器シンポジウムで正式に持ち出された。初期のショットショーで、一部の作家はサンプルを公開して貰っている。
また、.300AACBlackout弾仕様のモデルも存在するとのこと。
この銃は米国シークレットサービスにいくつか調達されているが、それ以外に採用された例はない。
2012年から、10インチモデルに加え8インチモデルもバリエーションに加えられた。
後継・量産モデルであるSR635が登場した。
SR635はAR15用コンバージョンキットとして登場した。
既存のAR15ロアを流用し、アッパーを組み替えることで使用する。
SR635はM4カービンそのものに近く、使用弾薬以外はほぼそのままである。
登場作品
- ザ・レイド
麻薬王の高層ビルに住む凶悪犯がこの銃を装備している。
ただし、実銃とは違いSTANAGマガジンが刺さっているが、これは撮影のプロップにWE-Tech製のガスブローバックエアソフトガンを使用したためである。そのため一部の射撃シーンでは薬莢が排出されていない。
- ゴーストリコンワイルドランズ
SR635という名称で登場する他、ミダスはこの銃を装備している。