概要
ロシアのツーラにあるKBP開発局が設計したPDW。
2001年に特許が申請され、2003年に製造された後、2004年にモスクワのInterpolytech-2004展示会にて公開された。
2008年にはロシア警察の標準SMGとしてPP-19-01と共に採用されている。
P90やMP7A1と同じ概念のロシアのPDWとして製造された銃だが、通常のピストルと同じ規格の弾薬を使用する為、本質的にはサブマシンガンやマシンピストルに近い。
ポリマー素材を多用して重量は1.5kgと軽量に作られている。
使用できる弾薬は通常の9mmパラベラム弾の他に、ロシアで新規に開発された9mmx19アーマーピアシング弾「7N31」を使用することが可能。ボディアーマーに対する貫通力と人体等のソフトターゲットに対するストッピングパワーを確保している。
この弾薬によってP90やMP7等に匹敵する性能を持つことができる。
レシーバー上部にはピカティニーレールを備え、光学装備を装着することが可能なほか、サプレッサーも装着可能。
チャージングハンドルは左右どちらでも使用できるアンビ仕様であり、特別仕様としてトリガーガード前部のスペースにフラッシュライトやLAMを内蔵したモデルも存在する模様。
珍しい特徴として、フォールディングストックを装着していない場合は44連マガジンを本体後部に挿入しストックの代わりとして使用できるようになっている。
予備マガジンをフォアグリップにできる銃は他に例があれど、ストックにできるというのは他に例がない。
ロシア国内での合法所持は不可能だったが、2019年にセミオートオンリーでライフルサイズまで銃身を延長しハンドガードは四面ピカティニーレール、ストックも折り畳みタイプではなくM4系のバッファーチューブストックが装着された「OTs-126」が発表されている。
登場作品
主にFPSゲームでの露出が多い。
ゲーム
- バトルフィールドシリーズ
- BFBC2~BF4までの現代戦では皆勤賞であり、その後に2042で再登場した。キャンペーンでは「3」にてディマが空挺降下のミッションの際に携行している。基本的なマルチプレイヤーでの性能は反動が低めでクセは弱めで早期にアンロックできることが多い。無料ブラウザ版であるPlay4Freeでは珍しく44連弾倉をストックにしているバージョンも登場している。
- CoD:MW2
- セカンダリの枠で登場し、弾倉は20連弾倉のもので何故かストックは折りたたんだまま展開することはなく、片手撃ちで使用する。キャンペーンではロシア兵のNPCがラストスタンド状態になった場合に本銃に切り替える。(本作でロシアのピストルは登場していないため)マルチプレイヤーでは早期にアンロックできるマシンピストルとして活躍するが、初回の展開時にセーフティを外すモーションが入る上、弾切れも早い為かM93RafficaやG18の使用率の方が高い。キャンペーンリマスター版ではストックの展開はないものの、片手撃ちから両手で構えるように変更された。
- ゴーストリコンフューチャーソルジャー
- キャンペーンではコザックがコブラサイト付きのPP-2000をボロディン大統領に手渡している。マルチプレイヤーではボダーク偵察兵の初期装備として登場し、何故か未改造の状態では元のアイアンサイトではなくKAC製のフリップアップサイトが装着されている。
- ドールズフロントライン
- ブルーアーカイブ
- 天見ノドカの携帯銃で登場。ただし、発砲描写は現状無し。
漫画
- ビューティフルプレイス
- 高坂桃子がBED-35付きでフラッシュライトが装着されたものを黄色やピンクといった蛍光色で塗装してメインアームとして使用している。劇中ではジャムも起こしている。