概要
Ka-50を並列複座にした機体。愛称は「アリガートル(アリゲーター、ワニの意)」。NATOコードネームは「ホーカムB」。
Ka-50はそれまでの攻撃ヘリコプターに比べ高い機動性を有し、まさに革命児であったが、1人乗りであったことから操縦中のパイロットへの負荷は通常の攻撃ヘリコプターの2倍であった。この負担を減らすべく、操作人員を2人にしたのが、Ka-50-2(前後配置)とKa-52である。
当初はMi-28を補完する機体という位置づけであった。
しかし2021年現在のロシア空軍ではKa-52は143機が運用されており、更に36機の追加が決定した。
よってロシア軍における戦闘ヘリの主力は完全にこのKa-52となっている。
(比較として2021年現在ロシア空軍は、Mi-24が100機、Mi-35が64機、Mi-28が104機、を運用しておりKa-52の数は頭一つ抜けている。しかしMi-24とその改良版であるMi-35を「ハインド」ととして纏める場合には、Mi-24/35が164機となる為に一位の座は逆転する)
ロシア空軍及び海軍航空隊に配備されている他、エジプト空軍への輸出も行われている。 /> エジプト空軍では大変好評であり、AH-64アパッチシリーズの注文をキャンセルし本機を46機を購入した。
(キャンセルの詫びとして米国からUH-60も4機購入している)