Let'snote
れっつのーと
今時のノートパソコンといえば、MacBookAir亜流の薄いアルミニウム削り出し、あるいはそれに似せたスタイルのプラスチックボディで、限られたサイズの中で液晶ディスプレイ面積を最大限に確保するべくエッジ(いわゆる額縁)が極めて狭い、というデザインが主流であるが、Let's noteの外観はそれとは真逆の方向を突き進んでいる。
厚ぼったい筐体で、キーボードはプラスチック丸出しである。額縁はひと昔前のノートPCばりにぶっとく、サイドには今時あまりお目にかかれなくなったアナログVGAなどのレガシーインターフェースが並んでいる。天板には謎の凸凹(実は強度を確保するための構造)があり、ホイールパッドと呼ばれる円形のタッチパッドも特徴だが、初見の人にはどう操作したら分からない(ホイールパッドは縁を指でなぞることで画面のスクロールなどに用いる)。
その個性的すぎる外観は「古臭い」と思われがちで、海外に持ち出した場合には「いまどきそんなオールドファッション(古風)なノートPCがあるのか」と訝しがられ、「IT後進国・日本」を象徴するマシンとして嘲笑されることもあるという。
しかし、これは単なる古臭さではなく、使いやすさと堅牢性を確保するためにあえて残されているのである。ボディはマグネシウム合金製で、落下試験や圧力試験にも耐える堅牢設計。公共交通機関での移動の多い日本のビジネスパーソンにとって、ケースに入れずにそのまま「鞄に放り込める安心感」は何よりも価値がある。加えて、昔ながらのキーボード配列と打鍵感など、「変えない」安心感と信頼性を徹底的に追求している。製造を外注するメーカーも多い中、初代モデルから一貫してパナソニック神戸工場で生産されており、安心の「日本品質」を売りにしている。
長時間駆動と堅牢さにこだわったコンパクトモデル「SC」シリーズをメインに据えつつ、大型で狭額縁モニタを採用した「FV」と、タブレット端末としても使える「2in1」スタイルで今風のノートPCのデザインに寄せた「QR」シリーズも展開している。




















