ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ナショナルFF式石油暖房機

4

なしょなるえふえふしきせきゆだんぼうき

かつて松下電器産業(現・パナソニック)が製造した石油ストーブ。リコール対象となっており、そのまま使用し続けると一酸化炭素中毒を招く恐れがあり、大変危険です。

概要

1985年から1992年までに松下電器産業(現・パナソニック)が製造した石油ストーブFF式石油暖房機)。

FF式石油温風機と石油フラットラジアントヒーターがある。

2005年福島県会津地方のペンション長野県の個人宅などでこの製品ゴムホースが劣化したことによる一酸化炭素中毒事故が多発したことから、リコール対象となった。

この製品を未点検のまま使用し続けると、最悪の場合、死亡事故に至る恐れがあり、大変危険である

お持ちの方は至急、パナソニックまでご連絡を

(引き取りまたは点検修理が必要なため。なお対象製品を引き取る際には1台あたり5万円が支払われる。)

特徴

この製品には以下のような特徴がある。

  • 屋外に給排気筒が設置されている(北海道などの寒冷地仕様のものには代わりに煙突が設置されている)
  • 品番は「OK-」から始まる。パナソニックの公式ホームページなどで確認できる。
    • 他にもナショナル製のストーブはいくつかあるが、品番が「OK-」でないものはリコールの対象外である。

また、今でも「物置倉庫」「高齢者」「別荘」などで発見されている。

お詫びCMについて

2005年の以降、「ナショナルから大切なお知らせとお願いです」といった内容のお詫びCMが頻繁に放送されるようになり、怖いCMの一つとして知られている。

初期バージョンはBGMが無かったため、特に怖いと言われていた。2006年春以降はピアノ伴奏が追加されたため怖さが若干軽減された(ただし2021年と2022年はBGM無しに戻り、2023年にBGMが復活した)。

ナレーションはほとんどのバージョンで女性が担当している。(2006年春と2023年のみ男性

製品の特性上、冬にお詫びCMが放送されることが多い(ただし2006年2012年にも放送された)

社名がパナソニックに変更されてからもお詫びCM自体は継続されており、2010年以降はテレビでの放送は無いものの、公式ホームページで引き続き視聴することができる。

TBSのドラマ枠『ナショナル劇場』では、一時期全てのCMがお詫びCMに差し替えられていた(ちなみに当時放送されていたのは『水戸黄門 第35部』)

他の企業も時々お詫びCMを放送する場合があるが、松下のお詫びCMは日本で最も有名なお詫びCMと言われることが多い。ただし日本初のお詫びCMは三洋電機の石油ファンヒーターのCMであると言われており、このCMも三洋のCMと似た構成になっている。

また、ラジオでもお詫びCMを放送した他、チラシを配布したり新聞雑誌広告でも回収を呼びかけていた。

その他

  • リコール対象製品の一部に暖爵(だんしゃく)という商品があったが、こちらの宣伝CMでは男爵があまりの寒さに倒れ込んでしまったが、リコール対象となった際に「実は男爵が倒れたのは寒さではなく一酸化炭素が原因なのではないか」という噂が立っていた。
  • 放送当時からしばらく、この製品のお詫びCM(特に初期版)のMADが数多く投稿され、ニコニコ動画MADブームの先駆けとなった。

関連動画

初期のお詫びCM

初期のお詫びCM(北海道版)

2006年春バージョン

2009年バージョン

2012年春バージョン

2021年バージョン

2022年バージョン

2023年バージョン(最新版のお詫びCM)

企業お詫びCM集(ナショナルFF式石油暖房機以外も含まれている)

企業お詫びCM集(ラジオ版のお詫びCMもあり。最後の青鬼の映像は閲覧注意!)

関連タグ

リコール お詫び 重要なお知らせ 大切なお知らせ ストーブ 石油ストーブ National ナショナル Panasonic パナソニック 松下電器

怖いCM お詫びCM コマーシャル CM みんなのトラウマ

パロマリンナイ…松下より遅れてリコール案内を出した企業。どちらも湯沸器による一酸化炭素中毒を起こしたのが原因。

三洋電機…松下より20年も前にリコール案内を出した企業。1984年に製造した石油ファンヒーターによる一酸化炭素中毒事故を起こしたのが原因。なお現在はパナソニックの傘下である。

ファイナルファンタジー(FF)

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

ナショナルFF式石油暖房機
4
編集履歴
ナショナルFF式石油暖房機
4
編集履歴