概要
Panasonicがまだ松下グループ(ナショナル)だった1980年から30年以上もロングラン販売しているドアホンであり、チャイム音が一番の特徴を持つ。
ファミリーマートの入店メロディとしての印象がネット上では特に強く、「ファミマチャイム」の異名も持つが、別にファミリーマートで多く使われているだけで専用というわけではない。
こういう事もあってか、パナソニック製品なのにファミリーマートがほぼ公式でCMでネタに使う事態にまでなっている。
ちなみに本体は3台までコードを連結して一度に鳴らす事が可能とのこと。
発売機種
- 乾電池式
- EC5227WP・EC5227W(メロディ1曲・チャイム)※EC5227WPとEC5227Wは仕様は全く同じだが、電池が付いてくるか付いてこないかの違い。
- EC5117WKP(メロディ1曲のみ)
- EC5347(メロディ2曲・チャイム)
- AC100V式
- EC730W(メロディ2曲・チャイム)
- EC710K(メロディ1曲のみ)
- 増設スピーカー
- EC95352(増設スピーカー)
- WQN970W(光る増設スピーカー・AC100V電源が必要)
例のメロディ
作曲したのは指揮者兼作曲家の稲田康で、1978年頃松下電工に嘱託として働き、エレベーターの音など様々なチャイムを作曲した。その中にはファミリーマートで聞けるメロディが含まれている。
一番耳にするあのメロディは当初は名前が無かったらしく、このメロディがネットで話題になって以降2015年5月に「メロディーチャイムNO.1 ニ長調 作品17『大盛況』」という曲名がついた。
最下位の機種はこれだけしか鳴らせない構造になっている。
なお、一番普及されている機種「EC5227WP(EC5227W)」はメロディだけではなく、該当する設定端子にコードを接続するとチャイム音にも出来る。この場合は「ピンポーン、ピンポーン、パンポーン♪」と鳴る。例えば玄関側をメロディ、勝手口等側をチャイムと一台で設定可能。
なお、このメロディサインの音源チップには上記2つの他にあと2つ実は入っている。一般にホームセンターで売られているメロディサインでは鳴らす為の設定端子が無く、一般のものよりも上位機器でしか鳴らせないらしい。
- 電子音チャイム3回
- メロディ1: ほとんど知られていないメロディ。 上位機種か、メロディサインを改造すると鳴らす事ができる。電池装着時にEC5227Wのテストボタンを押しながら行った場合に稀にバグとして鳴る場合がある。
- メロディ2: ファミリーマートで聞くことができるお馴染みのメロディ。EC5227Wは前面にあるテストボタンにより配線せずとも単独で鳴らす事ができる。
- プルル音: おそらく上位機種の機能で使われているものと推測される。同じくメロディサインを改造すると鳴らす事ができるが、上記と違い接続しているのが例えば押しボタンを押している間しか鳴らない様子。
余談
実はファミリーマート以外のコンビニでも使われていたりする。あのセブンイレブンのバックヤードで入店と連動して鳴っている。ただし店舗内ではバックヤード入り口付近でないと聞き取れない。
店舗によってはファミリーマートのイメージがある為…かは不明だがチャイム設定にされている事が多い様子。
中国に進出しているファミリーマートでも流れるが、メロディ自体はそのままだが音自体がメロディサインのものとはどうやら違う様子。詳細は不明。
とびだせどうぶつの森で村のメロディが音階によって設定できるのだが、なんとこのメロディサインのメロディがほぼ丸々入る長さである為、楽譜を知っていれば鳴らす事が可能。ただし原曲はニ長調のため、ハ長調に移調する必要がある。特に商店街でまめつぶ兄弟の店がコンビニに成長した場合に設定したメロディが流れる為、出店時に丸々聞こえてくる。
もしや任天堂はこれを最初から狙っていた…?
動画
稲田康氏本人によるピアノ演奏
関連タグ
初音ミク: ファミリーマートとコラボした時にCMでメロディを口ずさんでいた。
香取慎吾: 2018年8月からのCMキャラクター。メロディに乗せた歌詞は「ファミマの○○、すげーうまい」で、○○にはファミリーマートの商品が入る。
外部リンク
商品サイト…音の試聴も可能。