概要
イラク戦争に派遣された「PMC」(モチーフはおそらくブラックウォーターUSA)に所属するオペレーターが使用するM4をイメージして作られた電動ガンである。
最大の特徴は上部全体を覆うS.I.R.であり、発売当時は最新のレールシステムであり、これにより拡張性が非常に高い。
これはマルイオリジナルではなく、米国A.R.M.S.社製の#45C Civilian Version Carbine S.I.R. SYSTEMのコピーとなっている。
これに合わせてフロントサイトとリアサイトもA.R.M.S.社製品のものをモデルとしたものに変更されている。
フレームの色はM4とは異なりSR15のような黒色。
これらの特徴からモチーフとなった実銃はおそらく「バーレットM468(REC7)」。こちらは動作方式はショートストロークガスピストンになっており、使用弾は6.8mmSPC弾となっている。(銃身交換で5.56mmx45弾に変更可能)
欠点はスタンダード電動ガン特有の持病である首の弱さから首がグラつき、末期だとガタガタになるが、レシーバーに固定されるフリーフロートハンドガードという事もあって、銃身に負荷が小さい構造から多少はガタガタになりにくい。
ちなみに最近は再販されておらず、CYMAのコピー品の方が出回っていおり、もしマルイ製電動ガンで同等品にしたい場合はCYMA製を分解したばら売りパーツを買うか、#45や#50等のカービン用S.I.R.の実物もしくはレプリカが必要となる。
CoD:MW2にて
MW2にはこのマルイのM4 S-SYSTEMが実銃として登場する。
M16A1グリップが装着され、ロア全体がタンで塗られており、レールカバーもタンのものが使用されている。
そもそもCoDシリーズ自体、初期はエアガンでモデリングを行った銃がそれなりに存在していた為、珍しいことではない。
2019年版のCoD:MWに登場した際は装着されているのがS.I.R.ではなくRISに変更されていた。しかし、MW2CRでは再度このモデリングが復活した。
MW2CRではタンが若干剥げ気味でグリップがA2のものに変わっている。
また、MW2もMW2CRもキャラクターの胸に刺さってるマガジンがエアソフトガンのものであることもこれの要因の一つだったりする。