概要
POF-USA社が開発したショートストロークガスピストン方式を利用したAR-15クローンの一つ。民間向けにはP415として発売されている。
設計者は元々AR-15のDI方式が嫌いであり、もっぱらFALを使用していたが、現在の技術力でその欠点を無くそうと設計したのが本銃である。(もっとも、DI方式もかなり信頼できる作動方式なのだが)
値段は1700ドル程度とAR-15としては高めの部類に入るが高級品であるため耐久度が非常に高く、その高さは銃の清掃やクールダウンなしで1000発以上連続でフルオート射撃しても問題ないほど。
よくゲームに登場するHK416の商標回避用の偽名と勘違いされているが、実際には構造は似ているが全く関係のない銃である。
UBISOFTは何らかの形でライセンスを取っているらしく、UBIのシューターゲームにはゴーストリコンフューチャーソルジャー以降、大抵の作品は全て登場しており、同社のゲームを代表するアイコン的な銃となっている。
その関係なのかUBI社以外でこの銃を登場させているFPSゲームは二つぐらいしかない。
メディアでの露出も少なく、映画では『ダイ・ハード/ラスト・デイ』で悪役が使用したのが最初で最後である。
また、他社のAR-15製品とも異なり、部隊や警察機関にも採用された事例はなく、基本的には民間でのターゲット射撃に使用されることが多いようだ。