概要
PetshopofHorrors(ペットショップ オブ ホラーズ)とは、秋乃茉莉作の漫画、及びアニメ作品である。
D伯爵が営むペットショップを舞台に繰り広げられる人間模様を描いたファンタジーホラー。
タイトルは映画「リトルショップオブホラーズ」のもじり。
かつて月刊漫画雑誌「アップルミステリー」で連載されていたが1998年に同誌が休刊して以降は、月刊漫画雑誌「ホラーM」で連載されていた。
1999年3月にアニメ化され、TBSの深夜番組である「ワンダフル」枠内で放送された。全4話。
制作はマッドハウス。
人間の裏に潜む欲望を描いている為トラウマ的な要素も高い。
2004年4月には朝日ソノラマの隔月刊漫画雑誌「ネムキ」の増刊である、季刊「夢幻館」において作品内の舞台をロサンゼルスのチャイナタウンから新宿の歌舞伎町に移した『新 Petshop of Horrors』の連載が再スタートされた。
こちらでは環境破壊や動物の絶滅など社会的要素が強くなっている。
2013年3月、ハーレクインのファンタジー漫画雑誌「夢幻燈」において『Petshop of Horrors パサージュ編』が連載開始。主人公はD伯爵の祖父にあたる人物で、舞台を110年前の過去に移し19世紀末のパリとなっている。
2015年3月より、月間漫画雑誌「ハーレクインオリジナル」にて不定期に掲載されている。
サブタイトルは全て「D」から始まる単語が使われている。
あらすじ
アメリカ・ロサンゼルスのチャイナタウンの一角(新では新宿の歌舞伎町にあるビルの中)に建つD伯爵が営むペットショップ。そこではどんな動物でも手に入るとされている。
そんな店を訪れるのは心を失った人、または救いを求める人達。
彼らに伯爵が与えるのは希望か、それとも・・・・・・
登場人物紹介
D
CV:関俊彦
本作の主人公。通称D伯爵(カウント・ディー)。
本名はおろか年齢も正体も不明の中国人。(伯爵なので性別は男性と思われる)
オッドアイに右目を隠すようなワンレンのショートボブ、いつも微笑をたたえている。
甘いものが大好きで3時のティータイムを欠かさない。
いつも中国(チャイナ)服を着ている。新以降は着物も着るようになる。
レオン・オルコット
CV:小野坂昌也
ロサンゼルス編に登場。金髪碧眼のアメリカ人で市警の刑事。
鋭い勘の持ち主でおこりっぽい。未解決の事件の鍵をにぎっているD伯爵をマークし、捜査のためにペットショップに通う。
劉武飛(ラウ・ウーフェイ)
歌舞伎町編に登場。前作のレオンのポジションに当たる人物。
ビル「新中華街」の総支配人の息子で通称「太子」(タイズー)。
香港マフィア『劉一族』の跡取りでもある。D伯爵に不信感を抱く。