概要
新潟県の統立学園に在籍するガンプラファイターシキ3兄弟が使用するSDガンダムタイプのガンプラ。装甲で拳部分を覆う特殊な形状の腕部を持つ。
長男トシヤが使用するスナイバルガンダム、次男ノブヤのドラゴナーゲルガンダム、そして三男カズヤの用いるギラカノンガンダムの3機が存在し、S×D×Gの名は各機の頭文字から採られている。
この3機は共通の素体をベースに共通規格のオプションパーツの換装が可能となっており、対戦相手に応じてこれを換装し、SDガンダム特有の小回りの良さを活かしてトラップの敷設を始めとした高レベルの連携を展開するが、機体単体の性能も高く、単純な力押しであっても他のガンプラに引けをとらない。
更に連携を超えた奥の手として三首竜を模した「スナイバル・ドラゴ・ギラ」への変形・合体機構を持ち、イレギュラーな事態に陥ってもこれを跳ね除けるだけのパワーを発揮する。
メカニックデザインはSDガンダムBB戦士の説明書コミックも手がける今石進が担当。
武装
スパイク
機体の身の丈程もある大型パイルバンカー。スナイバルガンダムの標準装備。
その威力は1/144スケールのガンプラの装甲すらも貫く程だが、本機に置いては不意打ちで使われる事が多い。地面に打ち込む事でステージに地割れを起こすことも出来る。
スナイバル・ドラゴ・ギラ時には尻尾と下半身の一部を形成する。
シールド
竜の頭部を模したシールド。スナイバルガンダムの標準装備。
近距離コントロールによりサポート機として運用する事も可能で、トラップを運ばせる他、様々な場面で活躍する。
スナイバル・ドラゴ・ギラの三首竜の頭を形作るパーツである。
ライフル
機体の身の丈程もあるライフル。ギラカノンガンダムの標準装備。
ビームと比べて多少威力が落ちる実弾が採用されたのは、アブソーブシステム使用状況下で後述のスナイバル・ドラゴ・ギラ用の粒子を温存する為でもある。
手に持っての使用の他、頭部に装着しての射撃も可能。反転させるとバズーカとして使用できる。
スナイバル・ドラゴ・ギラ時には三首竜を象徴する首部分及び竜の顎部分を形成する。
アブソーブシステム
かつてイオリ・セイのスタービルドストライクガンダムが用いたそれの強化版。ドラゴナーゲルガンダムの標準装備。
対戦相手の粒子ビームを吸収するのみであったスタービルドストライクガンダムのそれとは違い、バトルフィールド上のプラフスキー粒子も吸収し自身の出力に変換する。
フィールドの粒子を吸収する性質上、敵ガンプラへ向けて放つ事で敵の動きを封じる事もでき、それが戦術の幅を広げるに至った。
通常はバックパックに装備されるが、使用時にはこれを胸部に装着する。
格闘戦時にはクローとしても用いられ、スナイバル・ドラゴ・ギラ時には両手クロー部分と中央部頭部の角を形成する。
スナイバル・ドラゴ・ギラ
スナイバルガンダム、ドラゴナーゲルガンダム、ギラカノンガンダムの3機が合体した三つ首竜形態。
高出力アブソーブシステムを用いてバトルフィールドから吸収したプラフスキー粒子を攻撃・防御・機体制御に転用し、これによって多大な戦闘能力を発揮する。
合体には機体を構成するパーツをバトルに持ち込み、尚且つアブソーブシステムを使用して粒子を機体に蓄える必要があり、必然的に各機がフル装備状態にならなければ使用できないチームにとっての切り札でもあるが、不利な状況を一気に覆すだけのパワーを秘めている。
選手権敗退後は兄弟たちの心境の変化に合わせてカラーリングを改められ、スペリオルドラゴンと同様の金色にリペイントされた。
ガンプラ
ウイニングガンダム等と同様にSDBFシリーズから発売。
スナイバル、ドラゴナーゲル、ギラカノンのいずれかを選んで組み立てるコンパーチブルキットとなっている。スナイバル・ドラゴ・ギラを再現する場合は三体購入が必要。