概要
アイテム番号 SCP-001
オブジェクトクラス Keter
メタタイトル データベース
S・アンドリュー・スワン(以下SCP-001)の提言は怪奇創作サイトSCP_foundationに登場する異常存在の一つである。
SCP-001の性質や説明は、O5司令部の最上級メンバー一人にのみ提供され、さらにその閲覧は、他のO5司令部の全メンバーの同意がなければ不可能。
なんなら関連が疑われているだけでそれは改変されるか破壊される。
ここまでの情報統制がなされているSCPはほかに類を見ない。
説明
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SCP-001は財団の持つSCPに関するデータを統合する試みの際に偶然発見された。
自分自身の記述を変化させたり,情報空間に住みデータベースに潜り込んで大惨事を起こしたりするようなミーム的なSCPは忘れてくれ。財団のネットワークで仕事をするものにとってはそんなものは慣れっこだ。程度の問題さ。最悪で,完全に予想外だったことは,予期せぬ変化がデータに加えられていたことだ。
おっと,これは違う。こう考えてしまうことはしょうがないんだが,データの変化じゃない。現実が整合性を取るように移り変わっているんだ。俺は自分が使っているソフトウェアの中身について詳しくは知らない。しかし俺たちが"現実世界"と考えている,ソフトウェアが走る外側については良く知ってる。まず最初には,誰もがそれが生み出した監査結果を何かのバグだと考えた。だが,意図的に物語影響型のSCPから隔離されていたソフトウェアのおかげで,はるかに重要なものが記録されていることが明らかになった。
あんたやO5達,俺たちが取り扱うSCP達には分からない。だが財団,もっといえば宇宙全体は恒常的に現実が変動している状態下に置かれている。SCPファイルは恐ろしいほど規則的に俺たちのデータベースから消滅と出現を繰り返している。そして言及されているSCP達はどう見ても,その記述と共に消滅と出現を繰り返している。SCPだけでなく,職員達も,サイト全体も,財団の何十年にも渡る歴史も,全てがランダムに書き直されている。そして俺たちの記憶や全ての外部的証拠の調査は"客観的な"現実が現在のデータベースと合致することを示している。
簡単に言えば
- SCPファイルは規則的にデータベースに出現と消滅を繰り返している。
- それに従ってCPだけでなく,職員達も,サイト全体も,財団の何十年にも渡る歴史もまた出現と消滅を繰り返している。
- そしてそれらは財団職員の記憶や外部的証拠によって合致しているということ
補遺
補遺にはSCP-001の調査の結論と、世界崩壊シナリオまたは財団の崩壊の差し迫った危機の回避を試みる際にのみ使用するプロトコルが記載されている
調査の結論
SCP-001は人間と大差ない認識パターンを示す複数の実体からなるものであり,それゆえにそれら実体はミーム的効果に影響されやすいこと
緊急収容プロトコルZK-001-アルファ
- 平穏,幸福感を与えるミームウィルスの挿入
- 睡眠,無意識,昏睡を引き起こすミームウィルスの挿入
- 死を引き起こすミームウィルスの挿入
SCP-001の性質と我々の限られたSCP-001との相互作用を鑑みると,現時点ではプロトコルZK-001-アルファを安全にテストすることは出来ない。そしてSCP-001の与える作用無しでこの宇宙が存続できるのかどうかについては不明。
解説
かなり難解なところもあったが、これらが指し示すSCP-001は、この世界の執筆者や閲覧者である。
つまり財団はデータベースを通して第4の壁を認識し、我々を観察してるのである。