特別収容プロトコル:
サイト-01見学を望む全ての職員は、勤務地の人事部門担当者に申請することができます。地所への大規模な物損被害を避けるために、見学は通常4年に1回までに制限されています。サイト自体は管理者オフィスによって維持管理されているため、建造物や敷地に関する事項は同オフィスが受け付けます。
説明:
SCP-001はサイト-01の内部に存在する13ヶ所の異常領域の総称です。これらの領域は大きさや効果が様々に異なり、サイトの敷地の各所に散在しています。SCP-001実例の完全なリストは以下に添付されています。
サイト-01はヴァージニア州の農村部に位置する邸宅であり、後に財団の創設者/現・管理者となるオーストリア人貴族、フランツ・C・ウィリアムズ公爵によって、1764年から1766年の間に建造されました。ウィリアムズのヨーロッパからの移住は、後年“第一次オカルト戦争”の名称で知られるようになる七年戦争によって促されました。文書記録によると、ウィリアムズは12名の知人と共に新世界に到着し、邸宅を建てる土地を前以て購入していました。この集団はやがて財団を創始し、最初の監督者たちとなりましたが、今日あるような組織は19世紀後半のアメリカ南北戦争まで形成されませんでした。
やがて、新たに就任した監督者は邸宅に各々手を加え、自らのニーズに合わせて部屋を改装し、しばしば異常な効果を付与するのが慣例化しました。旧O5評議会の秘密主義によって、サイト-01へのアクセスはごく最近まで厳しく制限されていました。