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ストーリー

忘れたいほど悲しい記憶を持った人々が訪れる、白い街。

その街で記憶を封じる職業、『封士』を生業にする青年、黒目。

黒目のもとに客としてラという少女が訪れる。

彼らの日常と、街を訪れる人々との出会い、そして小さな秘密をつづった物語。

(公式サイトより引用)

概要

TRUE_REMEMBRANCEとは、里見しば氏が制作したフリーゲームである。

ジャンルはサウンドノベルとなっているが、サウンドノベルの特徴である選択肢(分岐)が

無く、本当に読み進めていくだけのゲームとなっているため、難しくはない。

旧版は2003年に公開され、remake版の公開日は、2006年6月15日となっている。2012年2月22日に、商業版が3DSで配信された。

冬の空気を感じられる文章、秀逸な伏線が高く評価されている。

ただ、2周視聴が前提の作品である事がやや認知されておらず、1周目までで実況動画を終わらせてしまう実況者が殆どで、ファンからは前半にある伏線を終盤で得た情報を元に最初からもう一度見直す事(2周目視聴する事)で回収するのにそれをしない事実にファンは悲しんでいる現状が存在する。

商業版である3DS版の発表により、作品の知名度が広がることをファンは歓迎した。しかし、実際に発売された3DS版の内容は、一部のファンにとって賛否の分かれるものとなった。オリジナル版のイラストが本職のイラストレーターによりすべて描き直されたため、原作の絵柄を好むファンには、オリジナルの雰囲気が大きく変わったと感じられる部分があり、これに違和感を覚える声もあがった。

さらに、本来フリー版で2周目に解放される隠しイラストが1周目で表示される仕様となっていたため、ネタバレに近い形で一部の要素が見えてしまうことに不満を抱くファンもいた。2周目でようやく理解が深まる演出が含まれているため、1周目でストーリーがやや分かりにくくなってしまう部分も指摘された。

しかし、原作者により新たに書き下ろされたおまけシナリオとイラストはフリー版には無かった本編のその後が見れるものになっているのでファンならぜひプレイしてみてほしい。

が、ニンテンドーeショップが2023年3月28日をもってサービスを終了しているので現在は新たに購入が出来なくなっている。

設定・用語

封士

正式名称は記憶封士

錆色の記憶(後述)を封じる職業。

錆色の記憶

忘れたいほど悲しい記憶。封士はこの記憶を封じ、セツナ病を治療する。

セツナ病

錆色の記憶によって発症する病気。

登場人物

黒目

(3ds版では『クロメ』(その理由として商業版が決定させた実況動画で「めぐろ」と読み間違えが発生していた為ではないかと言われている))

封士を生業としている青年。

自他共に認めるひねくれ者だが、仕事は真面目にこなす。

黒目のもとに客として訪れたセツナ病患者。

関連動画

オープニング動画

BGM集

CG集(ネタバレ注意(最後のイラスト別作品イラスト))

ファンが作成した『ラ』のマウスカーソル

商業化を決定づけたとされる実況動画

上記の実況動画の2周目(実質上の伏線回収編)の実況動画

2周目再生リスト

商業版のPV

TRUE REMEMBRANCE-記憶のかけら-(商業版実況動画)

上記動画の再生リスト

関連タグ

余談

原作者である「里見しば」氏は英語に精通しているらしく、英語版の作成の際には翻訳の監修をしている。

旧版とリメイク版ではシステムの仕様の関係で演出面に僅かながら違いが有り、その違いも楽しみの一つとなっている。

ネタバレ有り余談

終盤でのタイトル名回収シーンは英訳版の方がはっきりわかる為英語が分かる人は英訳版も見ることをお勧めする。

暗記出来るほど読んでいれば、英訳版も何となく解るので読んでみた方がいい。

『TRUE_REMEMBRANCE』

『This is a story about little occurrences in a little town.

 When they met in 8th Street, a story had already begun. 』

翻訳すると

『本当の記憶』

『これは、小さな街の出来事を綴った小さな物語

  八番街で彼らが出会ったとき、既に物語は始まっていた』

となるとの事で、意外な所にも伏線が山ほど存在している。

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