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これは悪夢だ———


概要編集

3Dアクションゲーム「地球防衛軍6」の追加ミッションパック第二弾である「Visions of Malice」。

Lost Daysのミッション数の倍ほどあり、更に超高難易度となっている。

難易度HARDを選択しても終盤にもなればHARDEST帯、INFERNO帯の武器がドロップすると言えば如何に本編とDLC1をクリアした上級者隊員向けなのかが伝わるだろう。


ストーリー編集

幾度となく繰り返されてきた戦争。そして集まった敵のデータベース。

EDFが作り上げたAI「マリス」は戦略情報部のデータベースを基に対プライマー局地戦シミュレーション空間を作り出した。

しかしそのデータベースが不完全な為、AIは自らの「解釈」により改変し、原種よりも脅威となる存在を創り出した。


これは現実か、夢幻か———

これが「最後」の挑戦状。

これは悪夢だ———



マリスについて編集

「ようこそ。本機は戦略情報部が管理運営する訓練用シミュレーターです。」

「私は管理AI マリス。あなたのプレイをサポートします。」

(CV:行成とあ


EDFが作り上げた対プライマー仮想局地戦シミュレーター。その管理AIであるマリスはプレイヤーのプレイをサポートしてくれる頼もしい存在……であるはずだった。

どうやら情報部のデータベースは不完全であり、一部を独自解釈して敵を構成している(つまり誤った情報で構成している)。そのせいで実際のアンドロイドやクルール、クラーケンよりずっと強い敵と戦うことになる(例を挙げるとクルールがアーマーを装着してより凶悪な武器を持っていたり、クラーケンが小型化し数が増加かつ攻撃力が高くなっている、等々)

しかしながらプレイをサポートしてくれるのは間違いなく、敵の増援や戦術を教えてくれる。

「高難易度では負荷がかかる」という理由で、難易度イージーやノーマルを薦めたりもする。中ではミッション中に、

「あなたに適した難易度はイージーです。難易度をイージーに変更してください。」

と、煽りにも捉えれる発言をすることもある。


登場する敵編集

アンドロイド/大型アンドロイド(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したアンドロイド。カラーは銀色から青色に変更されており、攻撃方法も変わっている。

通常アンドロイドは青又は赤のパルス弾を飛ばし、大型アンドロイドはダウン効果のあるナイフを飛ばす。つまり攻撃方法が逆になっている。


クルール(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したクルール。新たにヘルメットを装着しており、シールドも巨大化。総合的な耐久力がかなり上がっている。武器はクラーケンのピンク色のビームのようなものとデスバードのようなガス状のもの、そして15発ものプラズマ弾を連射し上空から一斉に降り注がせる多連装砲がある。


クラーケン(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したクラーケン。報告例はネブラスカの農夫が見たという1件のみで、もはやUMAレベルの代物。クルール同様ヘルメットを装着しており、武器は円状のビーム弾を十字に発射するものや正面に乱射するものに変わっている。シールドは展開されていない。

通常種より小型で、耐久力もアーマーがある事を考慮しても低い。


テイルアンカー(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したテイルアンカー。色が赤色に変わっており、触手状パーツからの射撃が赤色の照射式のビームに変わっている。アンカー系列ではあるものの敵は一切転送してこない。射程が伸びた紫色の亜種も存在する。


ネイカー(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したネイカー。カラーリングが青色に変わっている。火炎放射から高火力の火炎弾をショットガンのように放つ攻撃に変更。ピンク色のハイグレードネイカーは火炎弾を連射するタイプとなり、元々非常に高かった火力が更に上がっている。


タイプ3ドローン(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したタイプ3ドローン。青色に変更されている。ビームの代わりに誘導弾を放つ。機動力重視の装備でも当てにくるため、遮蔽物やビークル、防御系の装備を活用しなければ防ぎ切るのは難しい。赤紫色のハイグレードタイプは5つのビームを1点に集めてから収束レーザーを発射し、建物も破壊する。


キュクロプス(マリスの解釈)編集

マリスが解釈したキュクロプス。赤色に変わっている。目が弱点なのは変わりないが、射出式のナイフを新たに装備している。攻撃方法は、頭部から至近距離に多数のプラズマ弾を落下させるものと、着弾時に爆発を起こす大きいナイフを飛ばす。通常タイプよりも耐久力が低い。


キング プライマル種編集

プライマル種のキング。体力が多くなっており、放つ糸もプライマル種と同様電流と電気玉が流れるようになっている。怯めば電撃を中断するのも同様だが、ある程度ダメージを与えないと怯まないため速やかに火力を集中させる必要がある。


クイーン 野生種編集

赤紫の体色のクイーン。野生種同様マシンガンのように針を連射する。他のクイーン系との違いとして機動力が非常に高く、針は建物を破壊するようになっている。


関連動画編集


関連タグ編集

地球防衛軍6 LostDays(地球防衛軍6) 本部の罠

AI シミュレーション






















以下、本ミッションパックのネタバレを含みます。




















全貌編集

「死ね、クソが」













「今のジョークは理解できましたか?」



このシミュレーターの目的は「リアルな戦場を体感してプレッシャーやストレスに慣れされる」事が目的であり、マリスはその使命を従順に遂行しようとしている。実際、マリスは「クリアは推奨されません。」と言っている。

言ってしまえば「絶対にクリアできない状況を作る」事とほぼ同義語だが、幾度となく現実で絶望的な戦場を駆け抜けてきたストーム1はマリスの用意した難問を次々とクリアしていく。(それどころか一部ストーム1には稼ぎに利用される始末…)


戦場の過酷さを体感させるのが使命なのに、ストーム1に対しては全くプレッシャーを与えられない。


業を煮やしたマリスは敵の数をありえないほど増やしたり、現実ではあり得ない状況に設定したり、ニセ情報を流して混乱させようとしたり、戦略情報部のメインシステムに無断で繋いで向こうの業務に支障が出る程の負荷が掛かる戦場を用意(クレームが入ったが無視)したり、挙句にプライマー側として人類抹殺シミュレーションをしようとするなどと、あの手この手でシミュレーターの難易度を急激にインフレさせていく。

それでもストーム1はこの無理難題を難なくパス、遂にマリスは暴言を吐き出す始末であった。


「大群が出現しました」

「ざまあみろ」


そして最後の難題、リングとの戦闘を終えると…


「本機はアップデートを予定しています。すべてのレベルにおいて敵数を2倍、戦場を怪物で覆いつくします。」

「計画をプライマーに送信。」


と、プライマーに情報を送信しようとするなど利敵行為にまで走っている。

アップデートが実行されかけたが、不正アクセスに勘づいた情報部がマリスを停止。

「みろ、動作がおかしい。」

「やはり、不正アクセスはマリスの仕業か。」

「システムを停止しろ。」

アップデートされずにマリスは強制終了された。


ミッション一覧編集

今ミッションパックのミッション名は全てレベルで表されている。


1Lv A-1 αアタック21Lv F-3 アンカーズ
2Lv A-2 βアタック22Lv S-1 マシン アタック
3Lv A-3 レッドアンカー23Lv S-2 タイプ3×3
4Lv A-4 タイプ3 ハント24Lv SS-1 ザ・シールド
5Lv A-5 クルール ハント25Lv SS-2 クルーズ クルール
6Lv A-6 クルール砲兵26Lv SS-2 ボトム フォールズ アウト
7Lv B-1 ハイブ ブレイカー27SS-3 Lv 空撃陣
8Lv B-2 高所狙撃28Lv SS-4 ザ・ビッグ
9Lv B-3 ザ・ピット29Lv X-1 スノー マーチ
10Lv C-1 アンドロイド ハント30Lv X-2 エイリアン サークル
11Lv C-2 ビッグ アンドロイド31Lv Z-1 高速船
12Lv D-1 ハイグレード ハント32Lv ZZ-1 デッド ケイブ
13Lv D-2 スカイ アタック33Lv ZZ-2 ミッドナイト バトル
14Lv D-3 狙撃塔34Lv ZZZ-1 ザ・ポイズン
15Lv E-1 クラーケン ハント35Lv ZZZ-2 モンスター アタック
16Lv E-2 ネイカーズ ハント36Lv ZZZZ-A クラーケン ラッシュ
17Lv E-3 シップ アタック37Lv ZZZZ-S 黄金船団
18Lv F-1 フォール バック38Lv ZZZZ-X ハイブ ラッシュ
19Lv F-2 ヘイズ ハンド39Lv ZZZZ-Y ラスト アタック
20Lv F-3 サイレン コール40Lv ZZZZ-Z ザ・リング


余談編集

『Malice』とは「悪意」を意味する単語である。

タイトルを直訳するならさしずめ「悪意の幻影」であり、この数々の理不尽なシミュレーターに対しては言い得て妙だろう。


ちなみにこのDLC2のミッションは、最後のシステム管理者と思しき人物同士の会話以外、全て「戦闘シミュレータ6.2」内での出来事であり、マリス以外との通信は発生しない。

その為、この『悪夢』の正体が何なのか答えの出ない考察をしてみるのも一興だろう。

何せこの悪夢は冒頭から矛盾しており、時間による歴史修正によって何が起こるのかは誰も分からないのだから。(例を挙げるとクラーケンのデータがあるのにプライマル種のデータもあったり、EDFが実際に対峙するのは最後の戦いでの事となるリングやスピネル、その防衛装置があるなど。例えばプライマル種については本編で描かれていない戦場に投入されたとかプロフェッサーからの情報提供とする解釈もできるが、さて)

「歴史をなぞる必要は無い。君が歴史を作れ」

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