概要
2000年に曽山一寿が発表した作品。第47回小学館新人コミック大賞児童部門佳作を受賞した。
2001年に連載開始され、彼の代表作となる「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」の原型となった作品でもある。
2005年に発売された短編集『そやまつり』に収録されている。
でんぢゃらすじーさんとの相違点
- じーさん(以下、本作での表記に従いおじいちゃんと表記する)の後頭部に髪の毛が残っている。また、年齢は98歳で戦争を経験している。
- 孫の名前が「洋助」になっており(のちにでんぢゃらすじーさんでも洋助が本名であることが判明した)学年はでんぢゃらすじーさんの孫よりひとつ下の4年生である。
- おじいちゃんは筋肉モリモリのスーパーヒーローに変身できるマッスルチェンジなる技が使える。ただしこれを使うと寿命が32年縮んでしまう。
余談
前述の通り、本作はでんぢゃらすじーさんのルーツとなった作品であるが、じーさんのキャラクター自体はそれ以前に曽山氏が執筆した『店』という漫画に登場している。しかしこの作品はつまらないという理由で編集者にみせるのが怖くなり曽山氏自ら封印しており、そやまつりのカバーを外した表紙に数コマ掲載されているのみである。そのような形での掲載となった理由は曽山氏いわく「つまらないしページが足りないしつまらないしエンピツ描きだしつまらないし、そして何よりもつまらないから」のこと。