もしかしてなくても、歌い手→ウォルピスカーター
概要
カルピスウォーター(Calpis Water)は、アサヒ飲料から発売されている乳酸菌飲料。
1991年にカルピス食品工業株式会社(2015年いっぱいで解散した旧カルピス株式会社)より発売された。
カルピスは濃縮されているので、飲用時には希釈しなければならない。
しかし、缶入り飲料として開発しようとしたとき、単純に水で希釈したものは時間経過により粒子の凝集・沈澱などの劣化が生じるため、長期保存することができなかった。
そのためカルピスの缶入り飲料は、1973年に炭酸飲料タイプの「カルピスソーダ」が発売されているのみであった。
その後の技術進歩により、粒子径を濃縮タイプの2.07マイクロメートルから0.25マイクロメートルに細かくし、鮮度保持のため窒素ガスを封入することにより、炭酸飲料ではない「カルピスウォーター」の商品化が実現した。
発売開始時のCMのキャッチコピーは「遅くなってごめん」。「遅い」に関連してCMには当初カメのキャラクターが使われた。
年間500万ケース突破でヒットと呼ばれる清涼飲料水業界において、2000万ケースを超える出荷を達成し、1991年のヒット商品番付にランクされる史上空前のヒット作となった。
かつては「カルピスウォーター・レモン」や「カルピスウォーター・ライト」といった派生商品も発売されたが、現在は「カルピスウォーター」1種類のみとなっている。
余談
カルピスでカルピスウォーターと同じ味を出せるかというと、製造材料と工程がカルピスと異なる為に不可能だとされている。
歌い手「ウォルピスカーター」のハンドル名の由来としても知られる。