CV:ティム・カリー
概要
コンピューターの中の世界「サイバースペース」の支配をもくろむ邪悪なプログラム。
原型は『電光超人グリッドマン』の悪役カーンデジファー。
正式名称は「キロメトリック・ナレッジベース・アニメート・ナリティ」という米軍が開発した軍事用AIであり、アメリカ政府の秘密プロジェクトによって開発されていたが、偶発的に発生した事故によって消滅したかと思われていた。
しかし実際はネットワークに流出することで密かに生き延びており、コンピューターしか友達がいない孤独な少年マルコム・フリンクのコンピューターに侵入。原点同様手から発射する悪のエネルギー(映像が反転されているためカーンデジファーとは逆の手から発射されている)でマルコムの怪獣の絵に命を与え、メガウイルスモンスターとしてサイバースペースへ送り込み、様々なパニックを起こす。
人類を「meet jinx」と呼んで見下しており、いずれは現実世界にも進出して支配しようとたくらんでいる。
軍事目的で作られたためか、統治、征服、略奪、支配が自己プログラミングされており、その容量はフロッピーディスク換算で約50枚分ある。さらにネットワーク経由でバックアップがリアルタイムで作られているため事実上不死身である。
原点と同じくマルコムの気に入らない事があるとメガウイルスモンスターを実体化させて大混乱を発生させるが、デジファーほどノリは良くない。しかし核ミサイルのコントロールを乗っ取って第三次世界大戦を発生させようとするなど、デジファー以上にえげつない真似を行う。
マルコムの事はメガウイルスモンスターを生み出す道具程度にしか考えておらず、第37話でマルコムを見捨て、サーボと直接対決に挑み、チーム・サムライにマルコムが手を貸した事もあって敗れ去った。
しかし、この戦いはチーム・サムライとマルコム双方の記憶から欠落してしまい、クラッシュしたパソコンからマルコムがバックアップデータを呼び起こした事で再生してしまう。
最終回では地球の電力を奪い、24時間以内に人類に全面降伏を要求するも、モンスターはサーボに倒され、事件は解決してしまう。
結局最後まで倒されることなくそのまま物語は完結してしまった(スタッフ曰く、続編もしくはVシネマで決着をつけるつもりだったがお蔵入りしてしまったらしい)。