概要
コヴァベ (Kovave) とも呼ばれるパプアニューギニアに伝わる精霊の一種。
村の祖先の霊であり、成人式の日に出現し、大人と認められた子供たちを殴るという少々荒っぽい方法で祝福するといわれているほか、一説には土中から手を出して子供たちと握手するとされている言い伝えもあるという。
水木氏の著作中の図像の元ネタは、パプア湾岸に暮らすイピという民族集団(エレマやオロコロなどの別名でも呼ばれる)により作られた山の精霊コヴァヴェの仮面であり、奈良県の天理大学附属天理参考館に所蔵されている(参考)。