概要
バルト海や北海、ドイツの船乗りたちの間に伝わる、船に宿るとされる精霊。
陽気で勤勉な性格をしており、パイプとウールで作られた船員帽子を被った身長が約16cmの黄色い小人の老人の姿で、その手には槌を持っているとされる。
ドイツの港町「ブレーマーハーフェン」に伝わる伝承によれば、人が亡くなって霊魂が樹に宿り、その樹が船のマストに伝われた際に現れるといわれている。
地域によって内容はまちまちだが、普はその姿を見せる事無く、手にした槌で甲板を叩いて音を出すという悪戯をするが、一説には悪戯をするのは船員たちに船の危機を知らせるために行っているといわれており、彼らの姿が見えた時は船の凶事の前触れであるとされ、一部の地域では「クラバウターマンが宿る船は沈まない」といわれているという。
また海に投げ出された船員を助ける事もあるといわれている。
その一方、クラバウターマンは悪戯しがちで船上で何か上手くいかないことがあるのは彼らの仕業であるともいわれており、最終的には船とその乗組員を破滅へと導く邪悪な側面もあるとされている。
ONEPIECE
「また…冒険の海へ!! 迎えに来たよ!!」
CV:桑島法子
船の化身にして、船乗りたちの間に伝わる伝説の存在。
非常に大切に乗られた船の身に宿る妖精で、こちらの世界でも船の凶事の際に船員たちのその事を知らせるとされているが、姿は微妙に異なっており、手には木槌を持ち、船乗りのレインコートを着ているといわれている。
尚、ゴーイングメリー号に宿ったクラバウターマンは幼い子供の様な姿で、空島編では特にメリー号に愛着を持って接していたウソップの前に初めてその姿を現しており、メリー号の最期の時には麦わら一味に感謝の言葉を残していた。
関連イラスト
関連タグ
グレムリン…機械の故障原因とされる妖精