概要
HiGH&LOWに登場するG-SWORDのRであるRUDEBOYSのリーダー。乱れた髪と浮浪児を思わせる容姿が特徴。妹にララがいるが、血縁は無い。
人物
性格は一言で言えばクールで、山王のリーダーに近い。だが、チームの仲間と妹を含め、無名街の住人に対しては全員が家族と言い、一人一人を大切にしている。そのため彼らを傷付ける者には一切容赦が無く、無闇にテリトリーに入ろうものなら即座に殲滅する。これは同じSWORDでも例外はない。しかし、何かしらの病を患っており、たまに咳や吐血する場面が見受けられる。この病だが、後のMOVIE3におけるキーポイントになる。
戦闘力
リーダーを務めるだけあって実力は高く、SWORDの中でならトップクラスと言っても過言ではない。強烈なパンチや回し蹴り、そこから締め技に持ち込むなどフィジカルもかなりのもの。実際に山王連合会のヤマトもあと一歩のところまで追い詰め、MIGHTYWARRIORSの劉龍人とも渡り合うほどだが、どの戦いも前述の持病により決着がつかないままである。また、高い実力を持ちながら病のせいで重要な抗争には参加出来ないなど戦闘においては活躍の機会に恵まれていない。
関連イラスト
関連タグ
MOVIE2以降では病の悪化で髪が白髪化して瞳が白く濁っており、この時点で生活すらままならない状態となっている。なお、病の原因は無名街に流出した公害物質によるものであり、日本政府の上層部が九龍グループと結託して隠蔽した不祥事である。そのためSWORDを壊滅させるべく動き出した九龍からは真っ先に狙われてしまうが、やって来た家村会の二階堂と最後の問答をした後、仲間達を生き延びさせるために殿となって九龍グループに立ち向かって命を落とした。なお、SWORDのリーダーの中で生涯を終える形で卒業したのは彼だけである。
無名街の少女・エリも同じ病を患っていたが、MOVIE3のエンディングにて報道陣の前で自身の病を訴えた事から救済の可能性が示唆されている。また、彼の死後、リーダーはタケシが務めることになった。
MOVIE3後の動向は一切描かれていないため、RUDEBOYSのその後や病が根絶されたのか否かは不明だが、エリを筆頭に病で苦しんでいる人々が救われたことを願うばかりである。
「あの日もこんな寒い夜だった。この街に捨てられた日、俺は誰からも忘れられた。だが、この街で本当の家族を知った。血よりも強い絆で結ばれた家族。未来を信じ家族と共に幸せに生きることができた」
まったく、最高の人生だった…………
自ら望んで無名街から出て行くこともないまま、ただ家族のために走り続けたスモーキー。その願いは報われただろうか………。