概要
クリストファー・パオリーニの処女作である「エラゴン」とその続編と外伝で構成されるシリーズ作品のこと。本編は「エラゴン」(1巻)、「エルデスト」(2巻)、「ブリジンガー」(3巻)、「インヘリタンス」(4巻)で2、3、4巻は上下に分かれており、外伝は「アラゲイジアの物語Ⅰ」。
あらすじ
エラゴン 遺志を継ぐ者
ドラゴンライダー…それは超人的な身体に魔力をまとった人々。竜と心を交わし、華麗に乗りこなす誇り高き種族。伝説によると、彼らは<十三人の裏切り者>によって竜もろとも滅ぼされたという。
森で青く輝く不思議な石を手にした瞬間、少年エラゴンの運命は<伝説>と繋がり、大きく動きだした…。邪悪な力が支配を強める世界――父を知らぬ少年エラゴンと、誇り高き雌の若竜サフィラはいま、目覚める。
エルデスト 宿命の赤き翼 上巻
アラゲイジア世界――
ドラゴンとライダーの復活は、邪悪な王ガルバトリックスの知るところとなった。導き手のブロムを失ったエラゴンとサフィラは、洞窟都市での戦いに勝利したいま、ヴァーデン軍と分かれ、修行を完成させるためエルフの国へおもむくのか?いっぽう、従妹のローランが暮らす故郷パランカー谷にも、帝国の魔の手がしのびよっている……
エルデスト 宿命の赤き翼 下巻
エルフの都エレズメーラ――
<嘆きの賢者>オロミスと黄金の竜グレイダーは数百年ものあいだ傷ついた身をかくし、ドラゴンとライダーの復活を待ちわびていた。魔法をわがものとし、ひとつになるために、彼らのもとで、エラゴンとサフィラの修行はつづく。故郷では、カトリーナを拉致されたローランと自由を求める村人たちが、ヴァーデン軍との合流をめざしスパイン山脈に入った……
ブリジンガー 炎に誓う絆 上巻
“死の門”ヘルグラインド――
ローランの婚約者をさらったラーザックを追い、怪物レザルブランカの根城、ヘルグラインドに潜入するエラゴンたち。はたして復讐を遂げることはできるのか?若きナスアダ率いるヴァーデン軍、邪悪な力で帝国を支配するガルバトリックスとの戦いはなおも続く。ドラゴンライダーの使命を背負うエラゴンにガルバトリックスの策に落ちた“兄”マータグは赤い竜ソーンにまたがって挑みかかる。エラゴンは<真の名>の秘密を伝えるのだが……。
ブリジンガー 炎に誓う絆 下巻
エルドクナリ、それはドラゴンの魂――
離ればなれとなったことで、絆の深さを確信したサフィラとエラゴン。ふたたび修行にはげむふたりに、老師オロミスと黄金の竜グレイダーは<心の核>の秘密と、哀しくも残酷なドラゴンの過去を告げるのだった。実の父からの<遺言>を受けとったエラゴンは、ガルバトリックスを倒すためエルフのもとで、みずから剣をつくる。剣の名はブリジンガー。その名は「炎」……。
インヘリタンス 果てなき旅 上巻
ガルバトリックスとの最終決戦――
帝国軍からファインスターを奪還したヴァーデン軍。エラゴンとアーリアは、かつてエルフ族がドラゴンを殺すために作った<死の槍>を手に入れ、戦いの切り札を得たかに思われた。しかし、ガルバトリックスの狙いどおりなのか、エラゴンたちは敵の本拠地にたぐり寄せられていく。新しい命をみごもったカトリーナと戦士ローラン、父亡きあとを継ぐナスアダをおそう最大の危機。黒きドラゴン、シュルーカンのもたらす闇にアラゲイジアは支配されてしまうのか?未来を賭けた、戦いの火蓋が切られた!
インヘリタンス 果てなき旅 下巻
囚われの身となったナスアダ――
ガルバトリックスの拷問を鋼の意志で耐えぬく姿に、王の僕であるマータグの心はゆれうごく。いっぽう、グレイダーとサフィラのもとに、伝説の地<クシアンの岩>をめざすエラゴン。そこで目にしたものとは?あきらかになる<13人の裏切り者>とガルバトリックスの過去、決死の作戦に身を投じるローランたち、エルフ、人間、ドワーフ、魔術師たちの死闘……。すべてを賭けたライダーの戦いに、いま決着のときが訪れる。
ドラゴンライダーシリーズ|静山社より引用
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