ハルシュカラプトル亜科

はるしゅからぷとるあか

ドロマエオサウルス科の亜科のひとつ

概要

白亜紀後期のアジアに生息したドロマエオサウルス科のグループで、ハルシュカラプトルとその近縁種からなる。

骨格から半水棲であった可能性が示唆されており、独自の特徴として以下の7点が挙げられる。

1.長い首

2.関節突起と発達した「zygodiapophyseal laminae（各椎骨の後壁を形成する骨の板）」が備わった近位の尾椎

3.鋭い後縁を持つ扁平な尺骨

4.棚状の上転子突起のある腸骨

5.第二中手骨と同程度に横に厚い第三中手骨

6.側方のクレストによって囲まれる細長い窩のある大腿骨シャフト部の後方遠位表面

7.締め付けられておらずかつ前方に向かって凸上になっている第三中足骨の近位部

ウネンラギア亜科を科として昇格させる場合、ハルシュカラプトル亜科はウネンラギア科に含まれるべきとされている。

主な種類

• ハルシュカラプトル
• ナトヴェナトル
• マハカラ
• フルサンペス