概要
白亜紀後期モンゴルジャドフタ層から産出したドロマエオサウルス科の獣脚類。
記載論文においては最基盤ドロマエオサウルス科、2017年にはハルシュカラプトル、フルサンペスと共にハルシュカラプトル亜科を構成するとされている。
属名はチベット密教の神マハーカーラ(Mahākāla、संस्कृतम्)に由来する。
ホロタイプIGM 100/1033は頭骨、椎骨、四肢、骨盤、肩帯等から構成される。
大きさは記載論文における推定及びグレゴリー・ポールの推定で全長50〜70cm、体重400〜700gとされる。マハカラは鳥以前から小型化が起こっていたことを示し、鳥の小ささは飛翔行動による圧迫の結果ではなかったことを示唆している。
頭頂骨が上下にアーチを描くことや脳幹側壁の発達など、ドロマエオサウルス科より基盤トロオドン類や鳥群と類似する特徴が見られる。