ホモリン
ほもりん
「ホモリン」とは、川﨑宗則選手が、あまりにも「イチローに対する愛」を表現し、行動に示すあまりに付けられた、もう一つの通称である。
そもそも第一回WBCの際にチームメイトとなった時から、イチローに対する態度や発言からして尋常なモノではなく、その筋の方々の格好のネタとなっていたのではあるが、
川﨑宗則がメジャーに挑戦する時の、そもそもの動機が、
「イチローとチームメイトになりたい!!」
という、純粋なんだか不純なんだか、よくわからないものであり、
そして念願叶ってイチローとチームメイトとなり、共に試合に出場したり、共にベンチ入りするようになったあとも、
「その行動がおかしい」
「なぜイチローの近くにいる」
「その視線が怪しすぎる」
といった塩梅で、ネット上で散々ネタ扱いされるようになり、
「ムネリン」に「ホモ」を掛け合わせた「ホモリン」という通称で呼ばれるようになってしまった。
本来であるなら非常に不名誉な通称なのであるが、
当の本人は全く気にする様子もなく、
「イチローさんと共にいられるなら幸せ♡」
という姿勢を崩さなかった。
そしてイチローが別チームに移籍していってしまうという不幸に見舞われながらも、挫けることなく、ただひたすらにイチローを追いかけていった結果、
イチローが在籍しているチームとの対戦に合わせるかのようにメジャー昇格する。
などの奇跡を起こし、
挙げ句の果てに、イチローがNPBとMLBを合わせた通算4000安打を達成した試合に出場し、更にその瞬間をフィールド上から見届け、果てにはその記念ボールをイチローから貰う、という、とんでもない幸せを手にする事になる。
その「イチローに対する一途なまでの愛」は、散々ネタにされつつも、その真剣さから幸運を引き寄せる様子に、ネタにしていた人びとも思わず感心し、敬意を伴いながら「ホモリン」と呼ばれるようにもなっている。
そして「イチロー愛」を昇華させ、川﨑宗則自身が更に飛躍した結果、更なる幸運を招き寄せる事になった。