概要
罪の無い死者が成仏するか転生するまでの間を幽霊として過ごす世界。
比較的善良な霊達ばかりであるが、転生先の心配をせずに暢気に冥界観光をしている。
静かだが四季が豊かで、春は美しい桜で埋まり、秋は紅葉で美しく染まる。
そこに住む虫、鳥、獣、人間は基本死んでいる。
人間は死ぬと中有の道を通り、三途の川を渡り、彼岸で閻魔様の裁きを受け、罪の重さによって地獄か冥界か天界等に行き先が分かれる。
死者ばかりの世界だが最近、冥界と顕界の結界に穴が空き、行き来が容易となっている。その所為か冥界は花見の名所になっている。
冥界には白玉楼という、とてつもなく大きなお屋敷がある。塀や階段に囲まれており、最も高い位置には日本屋敷に枯山水の庭園が備えてある。