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大工の源さん

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だいくのげんさん

大工の源さんはゲームシリーズ及びキャラクターである。または三洋物産から出されているパチンコシリーズ。

元々はアイレムが1990年に出したアーケードゲームであるが、現在はパチンコの方が知名度が高い。

ゲームの概要

主人公は源さんこと田村源三。建設会社、桐島組の大工である。一昔前の下町を舞台にしており、昔ながらの大工仕事を礼賛する会社であり、黒木(くろもく)組とはライバル関係にあった。だが、ライバルの黒木組は、そんなやり方はもう古いと鉄筋や鉄骨といったビルディング建設に乗り出ししかも工事は手抜きばっかり、地上げなどもやりたい放題、あまつさえ源さんの婚約者でもあったカンナに目をつけ彼女をさらってしまった。彼女を救うため、そして親分を改心させるため源さんが、武器の木槌一本で戦いに出るという横スクロールアクションゲームとなっている。

敵は黒木組の連中や源さんに敵意を持つ街の人物たちで、それらを木槌でぶっとばしながら全4ステージの難関を攻略していく。アイテムは木槌を大きくする、木槌の回転を上げる、ジャンプ力を高くするなど。1コインで3ミスまでであり、道中に1UPアイテムもある。

そこそこ人気作となり続編も作られたが、続編が作られるほどのロンチタイトルとなったのは、スピンオフであったはずのパチンコ台が空前の大ヒットとなり、そっちで知名度アップしたからでもある。

パチンコ台

パチンコの初代は1996年に導入され、『黄門ちゃま』『海物語』などと並ぶ大ヒット作品に、ゲームは知らなくてもパチンコ機の名前は知っているなどと、元々はアーケードゲームだったということが忘れ去られてしまう。初代は低確率でも1/369.5とマックスタイプであった。

源さんは大工の他に、寿司屋やそば屋の台もあった。

ちなみにヒロインの名前は桐島カンナである。サクラ大戦同姓同名のキャラがいるが、一切関係が無い。

主要登場人物

CVはアニメ「いくぜっ!源さん」準拠

田村源三

CV:山口勝平

主人公。部乱目(べらんめ)町に住むチャキチャキの江戸っ子で祖父の代から桐島組に勤めている大工。好物はカツ丼、プリンアラモード、ヒラメのお寿司。

嫌いな食べ物はないが、ナイフとフォークを使う形式ばった食事は苦手。

大きな木槌を武器にしており、大工としての腕は一流。

家族には祖父・源九郎と、父・源六など。

桐島カンナ

CV:山本梓

ヒロイン。建設会社桐島組の跡取り娘で源さんの幼馴染の高校生。

源さんとは喧嘩しつつも好意を寄せているが、源さんと他の女性との距離が近づく(物理含む)と嫉妬するやきもちやきな一面もある。

寿司屋でバイトしている妹・アガリ(CV:江里夏)がいる。

黒木氷介

CV:小村哲生

桐島組と対立する建設会社・黒木組の社長。

悪事を行ってはそのたびに源さんの活躍で改心させられるが、またすぐに悪事を働くどうしようもない男。

八波弾

CV:谷山紀章

黒木組に所属(超韋駄天では桐島組)している大工で通称「ダイナマイト・ダン」(以前は「赤毛のダン」)。

その名の通り、ダイナマイトの扱いを得意とする。

自信家で調子に乗りやすい性格をしている。

源さんをライバル視しているが、肝心の源さんからは名前を忘れられたり相手にされなかったりしている。

刃渡ミカ

CV:黒河奈美

黒木組に所属(超韋駄天では桐島組)している大工で通称「チェーンソー・ミカ」。

姉御肌で美人な女性で、源さんを源の字と呼んでいる。チェーンソーや電動ノコギリの扱いが得意。

所属している黒木組の方針には嫌気がさしているが、アニメでは神輿(という名の巨大な車)にノリノリで乗っているなどお祭り好きな一面も。

その他、チェーンソーのエンジンを吹かすと気分がハイになる。

センシティブな作品センシティブな作品

田村源六

CV:乃村健次

源さんの父親。

源さんに負けず劣らずの江戸っ子であるが、妻の尻にしかれていることも多い。大工の腕は源さん以上で、本気になれば小屋を一瞬で組み立てられる程。

他にもメカニックの腕もあるようで、宇宙航行できるロボットの作製や御輿にミサイルを搭載したこともある。

桐島組の現社長の桐島竜三とは、若い頃に源竜砲というコンビを組んでいた。

田村源九郎

CV:中博史

源さんの祖父。

孫を鍛えるために時折、大工バトルと称して対決を挑んでくる。鬼の源九郎という通り名がある。

桐島組の前社長である桐島杉松とは今でも親交がある。

弟に寿司屋を経営している源八がいる。

ゲームシリーズ(パチ関連以外)

大工の源さん〜べらんめ町騒動記〜(1990年 アーケード)

シリーズ第1作。 黒木組に家を壊された源さんが彼らの暴虐に立ち向かう。後の家庭用版と違ってライフ制ではなく一撃死となっている。

大工の源さん(1991年11月15日発売、FC)

アーケード版の移植。

大工の源さん ゴーストビルディングカンパニー(1992年7月31日発売、GB)

幽霊にさらわれたカンナちゃんを救うべく、源さんがゴーストビルディングカンパニーに戦いを挑む。

木づちだ クイズだ 源さんだ!(1992年12月18日発売、GB)

クイズゲーム。「ミスターQ」と名乗る悪党にさらわれたカンナちゃんを救うべく、源さんがクイズ勝負に挑む。

大工の源さん2 赤毛のダンの逆襲(1993年10月22日発売、FC)

FC版初代の続編。カンナちゃんをさらった赤毛のダンを追って再び源さんが旅立つ。

がんばれ大工の源さん(1993年12月22日発売、SFC)

FC版2作の流れを汲む作品。雪辱戦を挑んできたかつての敵達にまたしても家を破壊された源さんは彼らを再び改心させるべく立ち上がり、やがて時を超えて未来にまで辿り着く。

大工の源さん ロボット帝国の野望(1994年3月25日発売、GB)

『ゴーストビルディングカンパニー』の直接の続編。前作のエンディングでミサイルに乗って脱出した源さんとカンナちゃんは宇宙まで行ってしまい、丁度、地球侵略に現れたロボット帝国の宇宙船に突っ込んでしまう。

大工の源さん カチカチのトンカチがカチ(2000年4月28日発売、GBC)

巨大地上げロボットの開発を目論む黒木氷介とDr.パラレルの悪事に巻き込まれ、またしてもさらわれたカンナちゃんを救うべく源さんが特殊なトンカチを手に立ち上がる。

いくぜっ!源さん〜夕焼け大工物語〜(2008年5月15日発売、PSP)

『ロボット帝国の野望』以来、14年ぶりに純粋なアクションゲームに回帰した作品。同時期に放送されていたアニメ版との関連性が強く、源さんと黒木組との戦いという御馴染みの流れから始まる。

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