概要
漫画『その着せ替え人形は恋をする』の作中に登場する漫画作品。作者は司波刻央。
人間を嫌う神が予告もなく送り込んでくる「天使」に対し、主人公たち人間が抗っていくファンタジー作品。
喜多川海夢曰く「マジ永遠にグロいしエグい」内容で、後に一気読みした五条新菜も、面白さを感じながらも主要キャラクターもお構いなしに死んでいく展開に参っていた。それだけ人を選ぶ内容でありながら、発行部数6000万部以上という大人気作品となっている。
「棺」の併せ終了後の話に出てきたことをきっかけに、新菜達が関わってくことになる。
「天使」
主人公たちの敵となる存在。
物語の中で「天使は人と対話する為に人の姿で現れる」そうだが、何巻もかけてそう説明されておきながら、話が進むにつれて上位の天使が存在するにつれて、下界に来ない事から人間の情報がなく、「人の形」から離れた姿で登場していく。
新菜曰く「天使が人間と他の生き物との区別がまるでついていなかった」事にぞっとしたこと、今後そんな化け物を相手にしなければいけないことについて「主人公に勝ち目はない」と結論付けている。
そんな天使の中でもコアな人気キャラであり、新菜たちが関わっていくのが「ハニエル」というキャラクターになる。
アニメ化について
先に説明したように作中で圧倒的な人気を誇り、少なくとも13巻以上出ているにもかかわらず、作者である司波刻央が反対していることからアニメ化の話は全く出ていない。「天命」の前作はアニメ化されているが、修正も受けて丁寧で文句の付け所もない出来だという評判にも拘らず、「人生に対する否定」「二度とごめんだ。次は絶対にない。」と酷評している。
原作者の新人時代からの友人作家である溝上将護はこの酷評の理由の一つとして、「キャラの感情や意図を理解されなかったから」と述懐している。