日照権

にっしょうけん

建物などの日当たりを確保する権利

概要

居住において、太陽の光は重要である。洗濯物や布団を干すときの乾燥・殺菌効果に影響するし、明るさも左右する。このため、本来得られるはずだった日光を得られなくなることは、損失であると考えられる。日本国憲法などに明記された権利ではないが、判例レベルではこの概念は支持されている。

日本は北半球に位置するため、影は北方向に伸びる。このため、日照権を確保するためにはその南側に日光を通す空間を必要とする。マンションなどの高層建築物を立てる場合は、その北側の建物の日照権を侵害しないように、北側に距離を取ったり、上層部の北側を削ったような形にしたりする。

pixivでは本来の意味の他に、「小柄な人物が大柄な人物の陰に隠れて、視界を遮られている」状態に対してこのタグがつけられることがある。

関連タグ

日照権侵害

日照権の日…6月27日。1972年のこの日の最高裁判所の判決で認められたことから。