概要
日本の平安時代中期に活躍した天台宗の仏教僧で、浄土教の観点から多くの仏教経典や論書などに書かれた極楽往生に関する重要な文章を集めた仏教書『往生要集』の著者で、浄土教の教説を立てたことで知られる。
そのため源信は、日本における浄土教の祖と称されており、同じ天台宗の僧である良忍や、浄土宗の開祖である法然、浄土真宗の宗祖とされている親鸞など、多くの仏僧たちに大きな影響を与えた。
更に浄土真宗では、親鸞が選定した7人の偉大な仏僧である『七高僧』の一人である第六祖に選ばれており、「源信和尚(げんしんかしょう)」「源信大師」と尊称されている。
紫式部の名著『源氏物語』に登場人物である横川の僧都は、源信をモデルにしているとされている。
雅恋の源信
CV:井上和彦
源信とは、『雅恋』のキャラクター。
仕事寮に属している天台の高僧。
大人の雰囲気を持ち、優しく包容力に満ちたお兄さん的な頼れる先輩。
曲者揃いの仕事寮の面々を上手くなだめることのできる稀有な存在である。