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概要編集

『逆転裁判2』第1話『失われた逆転』に登場。年齢30歳。身長174cm。


交番勤務の巡査で、当時は婦人警官を務めていた須々木マコの先輩に当たる。マコとは恋人関係にあったと噂されるが、彼女は強く否定している。『2』の攻略本のインタビューでも「町尾先輩とは付き合っていない。これに関しては嘘は吐いていない」と強調して語った。但しマコは町尾に「夜勤を代わって貰ったお礼と誕生日祝いを兼ねたプレゼント」を贈っている事からも解る様に、いつも自分を手助けしてくれる先輩に一定の敬意と感謝の念は持っていた。野球と黄色が好きで、マコから誕生日プレゼントとして「特注品のバナナの様なグローブ」を贈られた。『逆転』シリーズのキャラでは珍しく左利きである。


2017年9月6日、仕事帰りに『わんぱく公園』でマコから誕生日プレゼントを受け取った。その直後、高台から何者かに突き落とされてしまい、全身を強打した上で首を骨折して死亡してしまう。この殺人事件では、マコが町尾の最期まで彼と行動を共にしていた唯一の人物である事。町尾が右手で地面の砂に「鈴木」と書いた跡が確認されて、これを「マコが犯人だと示すダイイング・メッセージ」と認識した警察によって、彼女は逮捕されるに至った。本気でマコに惚れていて、今回の事件の初動捜査を担当した刑事・糸鋸圭介は終始、複雑な気持ちを抱いていた。そして彼女の担当弁護士は成歩堂龍一が就任し、彼によって事件の真相が解明される事となった。


関連タグ編集

逆転裁判2 逆転裁判123


須々木マコ









町を守る男、非業の最期編集

彼を突き飛ばして殺害した真犯人は、警察が追っている、詐欺グループの一員の諸平野貴雅である。


諸平野は『わんぱく公園』で携帯電話を落としてしまい、偶然、電話を拾ったマコから携帯を返して貰おうとするが、彼女はその時、警官の制服を着た町尾と一緒にいた。彼を見た諸平野は「登録されている番号を調べられているのではないか」と焦り、町尾を高台から突き飛ばした。


彼自身は警官としては、至って誠実な人物であり、純粋な心の持ち主のマコからも慕われている所からも、人柄の良さが窺える。人物ファイルでの凛々しい顔つきからも、素行の問題があったとは思えない。


もしも「登場人物に何らかの落ち度があれば、その落ち度を明確化する、もしくは示唆する描写や説明」を作中は当然として、関連書籍や開発者コメントにも高確率で挿入するのが『逆転』シリーズの持ち味である。それらでも「町尾の人間性や素行に問題があった」との描写や発言は一切、見受けられない。


早い話が、一目で警官と解る服装と、諸平野の迂闊にも程がある、勘違いと暴走のせいで殺された哀れな人である。『逆転裁判ファンブック』では「マコよりも、彼の方が不幸だった」とすら語られていた。『逆転』シリーズ全体でも「主要人物以外で、特に可哀想な被害者」としては『3』の呑田菊三と並んで、よく名前が挙げられている。

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